自販機の王者・ダイドーが苦戦「全体の9割を自販機で売る」差別化戦略が“猛暑でも伸び悩む”理由

引用元: ・猛暑の中、ダイドードリンコが苦戦 お前らなんで飲まないの?(´・ω・`) [643485443]
飲料大手ダイドーグループホールディングスが、2025年度の国内飲料事業の通期予想を当初の1503億円から、1458億円に引き下げました。その主要因が自販機ビジネスの見通しの悪化。ダイドーは「ハートプライス」と銘打って、価格優位性の高い商品を販売しました。このシリーズの効果発現が遅れているといいます。猛暑でも自販機の利用が進んでいないのです。 ダイドーの2025年1-7月の国内飲料事業の売上高は、前年同期間比2.0%減の715億円でした。この会社の最大の特徴が自動販売機を主力な販路としていること。全体の9割、主力のコーヒー飲料も5割が自動販売機によるものです。
(中略)
◆「業界シェア3位」は差別化戦略の一環
現在、ダイドーグループは全国に27万台の自販機ネットワークを持ち、業界シェアは3位。コンビニでは、ダイドーの商品を見かける機会は少ないはずです。これは競合との差別化戦略の一環なのです。
しかし、コンビニなどの小売店ネットワークが発達したことにより、自動販売機の市場は縮小傾向にあります。
矢野経済研究所によると、2022年の「自動販売機及び自動サービス機の普及台数」は396万台で、前年比0.9%の減少。2025年まで、毎年少しずつ縮小する見通しを出しています(「自動販売機市場に関する調査を実施」)。
ダイドーは自動販売機の価格優位性が高い「ハートプライス」シリーズを2025年2月末から展開しています。2025年は全国的に梅雨明けが早く、6月は記録的な暑さに見舞われました。それでもダイドーの国内飲料事業の売上が2.0%減少しているということこそが、自動販売機の足元の不調ぶりを如実に物語っています。
◆自動販売機はオワコンではない
ダイドーが売上増のために取り組んでいる施策が、自動販売機の稼働台数の拡大。市場は縮小しているものの、濃淡が出ているだけで「売れる場所」は存在します。ダイドーは戦略的にロケーションの開発を行っており、営業人員の拡充、ロケーションオーナーとの関係構築を進めてきました。 ダイドーの自動販売機の設置台数は2018年から2019年にかけて大幅に落ち込んだものの、その後の台数は増加に転じました。自動販売機は決してオワコンなどではなく、市場拡大の余地も見出されています。
日本は人口減少が著しく、アルバイトなどの労働力不足の深刻化が避けられません。2024年度の全国の企業倒産件数は11年ぶりに1万件を超えましたが、その中でも求人難や人件費高騰による人手不足倒産は前年比で1.6倍に拡大し、過去最高となりました。
◆コンビニの24時間営業見直しに商機あり?
コンビニは、人材不足によって24時間営業を見直す動きも強まっています。自動販売機は、人の生活に必要不可欠な飲み物を提供する最後の砦となるかもしれないのです。
(中略)
自動販売機業界は市場が縮小する中で、競争が激しくなっています。ダイドーの舵取りは自販機ビジネスそのものを左右するかもしれません。
コンビニですらPB商品を出して来てるでも自販機は常に定価
皆がこの辺の知識を持ったからかな自販機は割高のイメージが付いてる
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