サプリメントの購入をめぐる警察の捜査をきっかけとしたもので、新浪氏自身は身の潔白を主張している。
新浪氏はそのサプリを海外で買ったことについて「大変高いものであり、日本よりも米国のほうが安いからという経済的な意味合い」と
説明したが、それに対してネットからは「金持ちのくせに何言ってんの」「言い訳が苦しすぎる」といった批判んもあった。
経済誌プレジデントの元編集長で作家の小倉健一氏はこの問題について「経済界のリーダーたちが語る『コンプライアンス』や
『社会的責任』といった言葉が、どれほど空虚なものであるかを浮き彫りにした」と語る。小倉氏が詳しく解説していくーー。
●自ら作り上げた虚像とダブルスタンダード
日本経済を代表する経営者、新浪剛史氏がサントリーホールディングス(HD)会長の職を追われた。大麻由来の違法成分を含むとされるサプリメントの輸入疑惑が引き金となった辞任劇は、経済界に大きな衝撃を与えた。
【中略】
卓越したビジョンと実行力を持つ経営者として、新浪氏は日本経済の牽引役の一人であった。
人間には功績と過ちが共存する。どちらか一方の側面だけで人物を評価することはできない。
新浪氏の輝かしい実績が、今回の疑惑によって消え去るわけではない。同時に、卓越した経営手腕が、公人として問われるべき倫理的な欠陥を覆い隠す免罪符になることも決してない。
良い功績は良い功績として正当に評価し、犯した過ちや露呈した矛盾は悪いものとして厳しく指摘し続ける必要がある。
今回の辞任劇は、単なる薬物疑惑事件ではない。新浪剛史という人物が自ら作り上げた虚像と、その下に隠されたダブルスタンダードを白日の下に晒した、日本のリーダーシップのあり方を問う重大な事案である。
みんかぶ 2025/09/06
https://news.yahoo.co.jp/articles/299fdad56f5deb8cd5e96a5b296e2028c68eed6a
引用元: ・金持ちのくせに何言っているの…無実のジャニタレも社会的制裁を求めた新浪剛史氏「無罪だから辞めたくない」は通じるのか [おっさん友の会★]
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