「訴訟にはならない」
そう確信しているのかもしれない――。
元タレント中居正広氏(53)の周辺がにわかに騒がしい。
一連のフジテレビ問題では、ついに港浩一前社長と大多亮元専務を相手取り、約50億円の損害賠償を求めて提訴する動きに発展。中居氏と被害女性のトラブルを巡り、両氏が適切な対応を取らなかった結果、同社が約453億円の被害を受けたとして、その一部の支払いを求めたものだ。
とはいえ、関係各所の情報を総合すると、港氏と大多氏はすでに“完オチ”しており、裁判では全面的に非を認めることが濃厚とみられる。フジテレビ関係者が補足する。
「今回の裁判は『新生フジテレビ』となるために必要な通過儀礼のようなもの。スポンサーやステークホルダーを前に、会社としてケジメをつけるといった意味合いが強い」
となると、次のポイントは中居氏にまで訴訟対象を広げるかどうかだ。6月25日のフジ・メディア・ホールディングスの株主総会では中居氏に損害賠償を求める声が出たが、ハードルは決して低くはない。
「提訴すれば、港氏や大多氏とは違い、中居氏側は徹底抗戦に出てくるはずだ。そうなれば、被害女性にも再び脚光が当たってしまう。何より『新生フジテレビ』として一歩を踏み出した矢先に、再び時計の針が戻ってしまうことにもなりかねない」(スポーツ紙芸能担当記者)
トラブル当日の‛23年6月2日の夜に“起きたこと”に関しては、中居氏と被害女性の間で示談が成立していることも大きい。
「中居氏をどういう事案で提訴するか難しいところだ。公判維持できなければ、赤っ恥をかくのはフジのほう。一部株主や局員からは訴訟を後押しする声も上がっているが、法的な部分で検討に検討を重ねる必要がある」(同・スポーツ紙記者)
そこで、港氏と大多氏への50億円訴訟発表後、あらためて中居氏への訴訟の可能性についてフジテレビに問い合わせたところ、
「当社として、『再生・改革』に向けた改善策を実行していくことによって、一日でも早く信頼回復をすることが最優先事項だと思っています。中居正広氏に対する責任追及については、外部の弁護士を交え検討していますが、裁判において中居氏の法的責任が認められる可能性、責任が認められる場合の損害額、訴訟を提起した場合の被害女性Aさんへのご負担等を総合的に考慮すると、慎重に判断する必要があると考えています」
と答えた。
極力、外出を控える生活をしている中居氏だが
清水賢治社長が就任当初に中居氏への裁判についての可能性を示唆したときに比べると、かなり慎重になっているのが分かる。そんな雰囲気を察しているのか、中居氏サイドはフジからの訴訟提起は「大丈夫だろう」という感触を得ているという。
このところ、中居氏の“次”に関する報道も飛び出している。『女性自身』は同氏の“ユーチューバー転身説”を報じ、業界関係者に配信内容の台本作成を依頼したと伝えている。
にわかには信じられない話だが、中居氏を知る関係者によると
「中居さんが表舞台から姿を消して8ヵ月余り。極力外出を控える生活を送っており、時間を持て余している。その間、中居さんの元にはさまざまなオファーがあるらしく、ユーチューブ配信もその一環とみられています」
という。
芸能界に戻れる可能性は限りなくゼロに近いが、このまま何もせずに余生を送るのもしんどい。中居氏を巡っては、慈善事業に関する話も耳にする。
「7月、地元の後輩である『RIP SLYME』SUさんが中居さんの自宅マンションを訪れていると報じられました。SUさんはミュージシャンとしての活動のほかに介護や慈善事業にも熱心に取り組んでいます。中居さんに気分転換でそうした慈善事業への参加を呼びかけたといわれているんです」(同・関係者)
中居氏自身、1995年の阪神・淡路大震災や‛11年の東日本大震災の被災地に長年支援を行ってきた。寄付歴は25年以上で、これまで3度、紺綬褒章飾版を受章している。
「彼の被災地を想う気持ちは本物。一連のトラブルで中居さんのイメージは急降下してしまいましたが、“善行”を重ねることで彼が今までやってきた功績を見直す機会になると思います」(音楽関係者)
中居氏の“次なる一歩”はいかに――。
引用元: ・【中居正広】ユーチューバー、慈善事業…相次ぐ“進路報道”の背景にフジテレビ訴訟「回避の手ごたえ」 [Ailuropoda melanoleuca★]
「慎重になってる」んじゃなくて
「やれるわけねーだろそんなもん」という本音を小出しにして行ってるんだよ
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