政治的不透明感に対する懸念から、今週は円売り・日本国債売りが進み、30年物国債利回りは水曜日に過去最高を記録した。
このような投票にまつわる政策の麻痺は、米国の関税で打撃を受けた経済に痛みを加える可能性がある一方で、市場は、日銀の利上げを批判している高市早苗氏のような、財政・金融政策の緩和を主張する人物が石破氏の後任となる可能性に、より注目している。
三井住友トラスト・アセットマネジメントのシニア・ストラテジスト、稲留勝敏氏は、「自民党が党首選を行い、財政タカ派として知られる石破氏が失職する可能性が市場の有力な見方だ」と述べた。
「石破氏の後任が誰になるにせよ、おそらく石破氏よりも財政政策の緩和に前向きだろうから、日本国債はさらに売られることになるだろう」。
石破氏は、7月の参議院選挙での敗北の責任を取って辞任するよう、自民党内からの要請を拒否している。
しかし、政権を維持することは石破氏にとってますます難しくなっている。衆参両院で過半数を失った石破氏の連合軍は、法案を通すために野党の支持を必要としている。
不人気な首相とくっつくことを警戒する野党は協力を拒否している。石破内閣の閣僚の中にも、新しい党首を選ぶよう要求している者がいる。
党の規則では、少なくとも半数以上の自民党議員が党首選の開催を要求しなければならない。
このような党首選は、生活費上昇による家計への打撃を和らげることを目的とした補正予算の国会通過を遅らせる可能性がある。
ユーラシア・グループは、石破氏が生き残れない確率を60%と予想した。
ユーラシアの日本・アジア貿易担当ディレクター、デービッド・ボリング氏は、「石破氏は衆院選と参院選で党首としての成績が振るわず、麻生太郎元首相が補選への支持を表明するなど、ここ数日の出来事で石破氏に対する風向きが変わっている」と述べた。
と、ユーラシアの日本・アジア貿易ディレクター、デービッド・ボリング氏。
自民党は国会で過半数を欠いているが、野党が分裂しているため、自民党党首が次期首相候補であることに変わりはない。
https://www.arabnews.jp/article/japan/article_157428/
引用元: ・【自民党首選】三井住友トラスト・アセットマネジメントのシニア・ストラテジスト、稲留勝敏氏 「石破氏が失職する可能性が市場の有力な見方だ」
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