遊休地不足・高地価で用地確保難しく
渋谷駅から徒歩約10分。青山病院の跡地に今年7月、鉄骨造3階建ての校舎棟と体育館3棟が完成した。渋谷区が都から土地を借用して建設した仮設校舎「青山キャンパス」だ。
本校舎の建て替えが始まる広尾中と松濤中は、夏休み明けの9月から、このキャンパスに入居する。来年夏には神南小も引っ越す予定で、計約900人の児童生徒が同じ校舎に通うことになる。3~4年後に3校の本校舎が完成すると、入れ替わる形で別の2中学校が入るという。
区はさらに、京王新線・幡ヶ谷駅に近い区スポーツセンター敷地内にも仮設校舎「西原キャンパス」を建設している。ここには来年夏から代々木中が入り、さらに4小中学校が順次入居する予定だ。
区教育委員会によると、区立小中学校は1960~70年代に建設されたものが多く、全26校のうち21校が旧耐震基準下で建てられた。築60年以上経過している校舎もあり、区は22年、約20年かけて小学校16校と中学校6校の建て替えを決めた。
校舎の建て替えは、新校舎の完成まで各学校が校庭や近隣に仮設校舎を設けるのが一般的だ。区も当初、こうした方法を検討したが、区内には未使用の広い土地が少ない上に価格が高く、用地の確保が難しかったという。このため10小中学校については、仮設校舎を二つ建設し、順次入居しながら建て替えを進める方法を選んだ。
子ども同士の交流に期待
仮設校舎に通う一部の児童生徒は通学距離が長くなり、スクールバスや自転車で通うことになるが、複数校が同居することで学校行事を合同で実施するなど、子ども同士の交流が深まることが期待される。青山キャンパスに入る広尾中の川上弘文校長は「2校の生徒同士がアイデアを出し合えば楽しみは倍になる」と話す。
ただ、青山キャンパスの建設には約50億円が投じられ、土地を所有する都には年約2億円の賃料を支払わなければならない。建設費や人件費の高騰で、本校舎工事の費用が膨らむ可能性もあり、堀江崇・未来の学校担当課長は「建築市場の状況を見極めながら、必要に応じて計画の見直しを検討していく」としている。
同様の取り組みは他の区でも進んでいる。
豊島区は今年4月から民有地約3400平方メートルを月約700万円で借りている。今後、仮設校舎を建設し、建て替え予定の近隣の3小中学校が29年度から順次入居を予定している。契約満期の45年3月末までに更地にした状態で返却するという。担当者は「広い土地がなかなか見つからない中で、賃貸という形でも場所を確保できたことは大きい」と話す。
文京区も6月、複数校が利用する仮設校舎の用地として、東邦音楽大キャンパスの土地と建物を運営法人から約140億円で購入したという。
読売新聞 2025/08/30 18:32
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250829-OYT1T50046/
引用元: ・老朽化した校舎建て替え、苦肉の仮設キャンパス使い回し…3小中の計900人が同じ校舎に通うケースも [蚤の市★]
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