2023年のWBCは確かに盛り上がり、野球に興味のない私も後半はほとんどのゲームを視聴した。とくに大谷翔平が決勝戦で「憧れるのはやめましょう」とチームを奮い立たせたエピソードは、コロナ禍に疲れていた日本中を鼓舞した。
有料配信を負担できる人だけしか見られないのは、その理念に反するとの意見もある。「アメリカでは無料で見られるのに」と不満を言う人もいる(実際はFox Sports Channelの独占で、視聴するには有料ケーブルテレビとの契約が必要)
Netflixは巨費を払ってまでどうしてWBCを独占したかったのか。また、WBCを運営するWBCI(World Baseball Classic Inc.)は、なぜあれほど盛り上がった日本で、地上波ではなく配信を選んだのか。
■視聴データで浮かび上がったWBCの現実
ヒントは「2023年のWBCを誰が見たのか」だ。
テレビCM領域のテクノロジー企業であるスイッチメディアが提供している視聴計測サービス「TVAL」で、2023年のWBCの視聴率を調べてみた。
TVALはビデオリサーチが公表している視聴率とは調査パネルが違うので厳密な数字は異なるが、大まかな傾向はほぼ一致する。これを用いて、平日午前にもかかわわらず世帯視聴率42.4%を記録した決勝戦の視聴率を性年齢別で分析した。
ビデオリサーチのデータと混同を避けるため、縦軸の目盛はあえて外している。一目瞭然だが、男女ともに50歳以上、とりわけ65歳以上の高齢者が圧倒的に多い。
午前中だからという事情はあるが、ほかの試合でも高齢者が断然多い状況は大差ない。
夜の試合では若い層が少し増えるにせよ、基本的にWBCは高齢者が愛するコンテンツなのだ。
続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/d646956f11c92d523470973605da372ee77a249d
引用元: ・「ネトフリに憧れるのはやめましょう」 WBCを逃した日本のテレビ業界が今こそやるべき《過去との決別》 [阿弥陀ヶ峰★]
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