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「いまのうちね、難しくなる前の、いまのうちね」
東京都府中市、府中運転免許試験場(以下、府中)はお盆の期間中も多くのドライバーやドライバーを目指す人で賑わっていた。
やはりその中でも多いのが外国人の来訪者。予約制にしたため以前ほどの行列はないが、やはり数としては目立つ。そのほとんどが外国の運転免許証を日本の免許に切り替える「外免切替」の人たちだ。
後述するが外免切替そのものは何も悪くないというか、日本国内で運転しようとする外国人にとって当たり前のことだ。しかし日本など多くの国が加盟するジュネーブ条約(後述)とその非加盟国との間となると問題が発生する。
そのジュネーブ条約非加盟国のひとつである中国(香港、マカオ除く)、中国人の彼は妻と子供さんたちと来ていた。
もう日本は長いがとくに運転が必要な仕事ではなかったこと、駐車場も高い都内では余裕がないことから免許とは縁遠い生活を送っていたようだが、さすがに試験(正式には「確認」これも後述)が厳しくなると聞いて予約、駆けつけたようだ。
「いきなり50問なんて大変だし実技(正式には技能確認、後述)も厳しくなりそうだしわからない、わからないから早めに、いまのうち、いまのうちね」
何度も「いまのうち」と笑う彼。
彼の奥さんは中国の免許そのものを持っていないため外免切替の対象外だが、彼自身は「いまのうち」に切り替えるとのこと。奥さんはいつか免許をとりたいそうだが「日本で(免許を)とるのはお金もかかるし大変」と言っていた。「(こんなに簡単なら)中国でとっておけばよかった」とも。
学科試験(正式には知識確認、後述)がイラスト付きで10問中7問正解すれば合格で「クイズみたいだった」と以前取材したパキスタン人にも笑われてしまったその外免切替もついに10月から難化することになった。
「空港の送迎とかね、中国人(運転手)の仕事は観光のおかげでいっぱい。いまの仕事がだめになったらそうする、そのためにも、いまのうちね」
いまのうちに取得しなければ難しくなる、だから簡単なうちに取ってしまおうということか。のんびり構えていた中国やベトナムといったジュネーブ条約非加盟国の人たちもそれまでに取得しようとしている。旧知のベトナム人留学生いわく「ボーナスステージが終わった」とも。ゲームになぞらえたのだろうが、確かにこんなに簡単に日本の免許に切替できる「ボーナスステージ」だったのは間違いない。
■「簡単なときにとっておいてよかった」
以前から筆者はこの問題を各メディアで取り上げてきた。本媒体では2024年10月の「《早朝から中国人が長蛇の列》「外免切替」に利用される日本 運転免許試験場に並ぶ中国人「中国の免許はどこも使えない。お得だ。日本は優しい」を書いたが、なにしろ10問中7問絵解きで合格というとんでもない(実際、問題があるから難化となる)手抜き、いとも簡単に外免切替を許してきた。当時、この府中では先着順で「外免切替が厳しくなる」「観光ビザでは切り替えられなくなる」という一部外国人コミュニティ内の噂が噂を呼んで連日の行列となった。
以下全文はソース先で
8/24(日) 16:15 NEWSポストセブン
https://news.yahoo.co.jp/articles/01cd6af3dd93a3587e4796bb409f3ee43f61b7f1
引用元: ・10月から厳格化する「外免切替」 免許試験場に駆け込む外国人たち「ボーナスステージが終わった。いまのうちに」[8/27] [ばーど★]
わざわざ「今のうちだから急げ」ってクズを助けようとしてるようにしか見えない
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