今回取材に応じてくれたのは、かつて1人娘に高額な学費をかけたという女性・Tさん。「優れた芸術的才能」を持っているにもかかわらず、その実力を持て余しているという娘を心配する70代の主婦だ。Tさんは40代の時に夫と離婚し、母1人子1人で生活してきた。裕福な家庭に育った「芸術家」の元夫から英才教育を受けていた娘は、幼少の頃から画才を発揮。
大学は私立の美術大学を卒業した。過去には公募展などでの入選歴もあるというが、今は職もなく、時々「スキマバイト」で小遣い稼ぎをする日々を送っている。
「スキマバイトとは、企業やお店と働きたい人を、アプリなどを通じて繋ぐシステムや働き方のことを言います。
お金が必要な時に短時間で稼げる点や事業者側の人材不足を補える点など双方にメリットもある一方、働く側は安定収入・スキルアップに繋げにくい点、
雇う側はドタキャンされたり、採用に時間をかけられなかったりするデメリットもありますね」と平塚氏。
Tさんは37歳になった娘が「本来の才能や実力を発揮できるような仕事」に就かず、ふらふらと生活していることを不安視している。
「美術・芸術とは何の関係もない仕事に就いた大学時代の友人を、Tさん親子は『志が低い』『所詮その程度』と見ているそうです。
一方Tさんは、飲食店や物販店などのスキマバイトで僅かばかりの稼ぎを得ている娘の現在を『世を忍ぶ仮の姿』だと語っています。本当の娘はこんなものではない…もっと世間に認められるべき存在だと」
Tさんは娘の才能を疑ってはいないものの、年齢とともに支援し続けられなくなっていくことや娘の将来に不安を募らせている。Tさんはこう述べた。
「おいしい食事を作ってあげることくらいでしか娘を応援してあげられず不甲斐ないです。大学に入る前に通わせた美術予備校から数えると、娘にかけたお金は1000万円以上。高校までの学費は別です。
私は娘の才能を信じてはいますが、スキマバイトなるもので月に数万円だけ稼ぐという生活が、あれだけかけた学費に見合うとは思っていません。さすがにおかしいかなと…。ただ、
おつき合いしている人も収入が不安定な芸術家なので、あんな人なら結婚はしない方がいいです。

引用元: ・なんで美術大とかあるんだ?美術は才能がないと食えないだろ? [194767121]
才能の篩はその前段階ですでに終わってる
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