※本稿は、堀江貴文『バカ親につけるクスリ これ以上ニッポンをダメにしないための教育意識改革大全』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。
僕は中学、高校と福岡県内でトップの進学校へ通い、東大に合格した。当時における最先端の教育環境で学んだ側かもしれない。それでもIT革命やグローバル社会の到来は見通せなかったし、スマホの出現も、中国がアメリカと並ぶ世界最大の富裕国になる世界も、新型ウイルスの出現でEUもアジアも北南米も一斉にパニックになる時代も、予測できなかった。
未来を見越した最良の教育なんていうものは、幻想に過ぎないのだ。
しかも今後は、過去20年の何倍ものスピードで世界が変わっていく。社会で求められる人材が変わるのだから、偏差値教育も、語学の優先順位も変わるはずだ。多くの大人が今持っている「ベストの教育像」は、まったく違う形に変容していくことだろう。
僕はずっと不思議に思っていることがある。
多くの人が親になった途端、まるで自分が立派な教育者にでもなったかのような振る舞いをし、子どもにマウントを取ることだ。
乳幼児は、誰かの庇護がないと生きていけない、か弱い存在である。だから多くの親は、「この子は私が守ってあげなければ」と意気込むのだろう。乳幼児の衣食住を満たし、生かしてあげるのは、たしかに親の仕事だ。
しかしそれが高じて、子どもを自分の所有物のように思い、「親である私は絶対的な存在であり、子どもを正しい道に導いてあげなければいけない」と思ってしまう親があまりにも多い。そして、自分の価値観や今ある知識で判断して、子どもに自分の意見を押しつけるようになる。親が上で子が下という上下関係を作り、マウントを取るやり方でしつけをしようとするのだ。
子どもと親は、対等である。
(略)
多くの親が、子どもに対して禁止を乱発している。ゲームをしちゃダメ、YouTubeを見ちゃダメ、スマホばかり見ちゃダメ。許容するタイプの親も、このゲームはしてもいいけどこれはダメ、このYouTubeチャンネルは見てもいいけどこれはダメ、などと、何らかの判断基準に従って、何らかの禁止を子どもに言い渡している。
こういう親は、子どもと対等な関係に立たず、上から目線で「子どもには判断能力がない」と勝手に決めつけている。そして、自分の思い込みを子どもに押しつけているのだ。
僕からすれば、「あなたは親かもしれないけど、そもそもそんなにゲームやYouTubeチャンネルに詳しいんですか?」と思う。
僕も親からそういう「禁止」を言い渡され、大いに反発した。僕は中学生のときにパソコンにハマり、勉強そっちのけでプログラミングに没頭していた。そのため入学当時トップ10だった成績は、みるみる下がって学年で199番にまでなった。
それが原因で母親は、僕が大事にしていたパソコンを、夜中に近くのゴミ捨て場に捨ててきた。母親からすれば、「頑張って一人息子を私立中学に通わせているのに、成績が大きく下がるほどパソコンにのめり込むなんて!」という苛立ちがあったのだろう。
このときの母親は、パソコンよりも勉強をすることのほうが、僕の人生において大事だと判断していたわけだ。でも僕からすれば、「あなたはパソコンのことをどれだけ知ってますか?」という思いだった。
結果としては、あの時期のプログラミングへの没頭体験があったからこそ、それから迎えたIT起業ブームに乗れて、今の僕がいる。プログラミングに没頭して本当に良かったと思っている。
つまり親というのは、明らかに間違った判断をするときもあるのだ。
詳しくはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef6b870bf9791ef01dc13e65b3b09ba7edc0630b
引用元: ・【育児】「危ないから子供にスマホを持たせない」は最悪…ホリエモンが「親はゲームもYouTubeも禁止するな」と説くワケ
駆け込める場所がほぼないのも事実で
何ならコンビニがアホみたいに乱立するのも止めてるから
子供の行動範囲内にマジで何にもないなんてところもある
特にNHKを接続OKの指定サイトに入れてはならない
パソコンの場合は指定サイトのみ接続不可でその中にNHKを入れておく
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