◆収量が1割減、一等米比率も低下
取材した福井市内の農事組合法人「こうすい」では、今年収穫したハナエチゼンの、民間の卸売業者による検査結果が19日に出ました。
農事組合法人こうすい・吉田優一郎さん:
「結果は良くなかった。予想はしていたが…高温に耐えられず白く変質してしまう。(白濁したコメは)若干、食味は落ちるといわれている」
吉田さんたちが作るハナエチゼンは、ここ10年ほどはすべて一等米と評価されたといいます。
ハナエチゼンは、県農業試験場によるとコシヒカリよりも高温耐性が強いとされていますが、吉田さんは今年の猛暑により大きなダメージを受けたといいます。
吉田さんたちが収穫したハナエチゼンの新米は全部で約12トンですが、収量は去年より約1割減少。一等米の比率も、全体の約3分の2に減りました。
また、吉田さんは、夏に雨が少なかったことによる今後の影響も懸念しています。
「ハナエチゼンに関しては農業用水が来ていたので何とかしのいだ」といいますが、通水制限によりいちほまれの圃場には用水が来ず
「もう酷い状態で枯れ上がっている。いちほまれは福井県のブランド米だが、残念ながら一部は諦めている」と肩を落とします。
これから収穫が始まるコシヒカリについても「輸出用のシャインパールとコシヒカリは、用水は今のところ確保できていて実りも悪くないが、心配なのは降雨。
気温が35度を超えて40度近くになると稲もストレスいっぱいで、それがどういう結果になるのか…影響が少なければいい」と気を揉みます。
https://www.fnn.jp/articles/-/919299#goog_rewarded
引用元: ・【福井県、コメ不足へ募る懸念】猛暑が直撃・・・コメ農家 「収量、去年の1割減」
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