記事投稿日:2025/08/14 11:00 最終更新日:2025/08/14 12:32
『女性自身』編集部
《#教皇選挙 の原作小説の翻訳を出します(@hitomikengo 訳)!!》
8月9日、個人出版社「廣井書房」がXにこう投稿した。
映画『教皇選挙』といえば、ローマ教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」を舞台にしたロバート・ハリス著の同名小説を実写化したミステリー作品で、今年のアカデミー賞では8部門にノミネートされ脚色賞を受賞。
3月に日本で公開されると、ミニシアターでの上映を中心としながらも連日満席を記録し、2カ月で興行収入10億円を突破する異例のヒットを記録した。
いっぽう、廣井書房の公式HPにある「商品」ページには、3冊の書籍が掲載されているが、発売中のものは1冊で、残り2冊は『教皇選挙』を含めてどちらも発売前という状況だ。
原作小説の邦訳本を待ち望むファンは多かったが、あまり聞き覚えのない個人出版社が注目作の翻訳本を出版するという告知にはX上で疑問の声があがることに。
《よく分らない展開。聞いた事の無い出版社と、翻訳の経験あるの!?の翻訳者による出版らしい…》
《てっきり早川書房あたりが出すものだと思ってた》
《ええ…こんなとこがビッグタイトルの出版権獲得すること、あるんだ》
冒頭の投稿であわせて紹介された詳細や公式HPによると、メインの販売方法は通販サイト「BASE」上でとなり、電子書籍の販売は予定しておらず、書店に対しては先払いによる直取引で卸すという。
また、翻訳を手掛けるという人見謙剛氏の翻訳本における実績は、2000年頃に出版されたビリヤードの解説本しか現状確認できず、人見氏のXの経歴も「元高校英語教員」と紹介されている。
こうした数々の点が重なってか、Xでは待望の翻訳本が出ることを喜ぶ声が上がる一方で、疑問も噴出しているのだ。
廣井書房も告知の中で《一個人にすぎない私がこんなビッグタイトルを扱えるとかありえないと思いませんか??おそらく他の出版社がチャンスを残してくれたんだと思います。
そうに違いません。で、それを私が拾った。そのほかにも、ここまでこぎつけるのに奇跡を連発させてるんですよ?》と、自ら「奇跡」と評している。
そのため、廣井書房は告知から2日後の11日、自身のXで《#教皇選挙 日本語版について、ご心配をおかけしているようです。申し訳ございません。
@CCLV_movie (映画版の公式アカウント)が、後日弊社から日本語版を出すことをアナウンスする予定です》と、出版とは本来関係のない映画の公式アカウントが“証明する”と釈明する事態に。
そこで、映画の配給元であるキノフィルムズに12日に問い合わせたところ、宣伝部の担当者も一連のXでの騒動を把握した上で「事実」と認めた。
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2502386/
続き
引用元: ・【特集】 大ヒット映画『教皇選挙』原作小説の翻訳出版権を無名の個人出版社が獲得しファン騒然…当事者が明かした「番狂わせの経緯」
売れないという判断なんだろ
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