東京都感染症情報センターは、第27~第30週にかけての4週間で、それぞれ90人、60人、71人、50人の「梅毒」の新規感染を報告しました。
【イラスト解説】「梅毒」に感染すると現れる“初期症状”
年初からの累計感染者数はすでに2079人に達しており、過去のデータと比較しても高い水準が続いています。この内容について小幡医師に伺いました。
■梅毒の感染状況
編集部:
東京都感染症情報センターが発表した梅毒の感染状況に関する内容を教えてください。
小幡先生:
2025年の東京都における梅毒の感染状況は、依然として深刻な状況が続いています。
東京都感染症情報センターの報告によると、第27~第30週にかけての4週間で、それぞれ90人、60人、71人、50人の新たな感染者が報告されており、1週間あたり50~90人程度で推移しています。
年初からの累計では、すでに2079人にのぼっており、過去と比較しても高い水準での感染が継続しています。
また、台東区の公的な情報によれば、東京都の梅毒報告数は前年と比べて男女ともに増加傾向にあり、特に女性の増加が顕著で、直近10年間で約15倍に急増しています。
感染者の年代構成をみると、20代の若年層が最も多くの割合を占めており、性的接触を通じた感染拡大が強く示唆されています。
こうした状況を踏まえると、引き続き注意喚起と早期発見・治療の徹底が求められる段階にあると言えるでしょう。
■梅毒が感染拡大している要因
編集部:
都内を中心に梅毒が感染拡大している要因はなんでしょうか?
小幡先生:
現在の梅毒の感染拡大には、マッチングアプリやパパ活といった匿名性の高い出会いや、複数のパートナーとの性的関係が影響していると考えられています。
これらの手段を通じた出会いは、相手の性感染症の有無を把握しにくく、予防策が徹底されないまま性行為に至るケースも多いでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e905f685109cbe9ac192f4dcd618d408cb401dac
引用元: ・「梅毒」が流行中、都内では過去最多ペース… なぜここまで感染拡大しているのか [567637504]
コメント