山下選手のメジャー制覇で、今季のLPGAツアーで勝利を手にした日本人選手は4人目となった。開幕5戦目の「ブルーベイLPGA」(3月6~9日、中国/ジャンレイク・ブルーベイゴルフクラブ)で、参戦1年目の竹田麗央選手が通算17アンダーで後続に6打差をつけて圧勝。
開幕9戦目でメジャー初戦の「シェブロン選手権」(4月24~27日、米国/ザ・クラブ at カールトン・ウッズ)では、参戦2年目の西郷真央選手が通算7アンダーで5人が並ぶ激戦のプレーオフを1ホール目のバーディーで制し、待望のLPGAツアー勝利とメジャー勝利を同時に手にした。
開幕12戦目の「リビエラマヤオープン」(5月22~25日、メキシコ/エル・カマレオンゴルフクラブ)では、こちらも参戦1年目の岩井千怜選手が通算12アンダーでLPGAツアー初優勝をつかみ取った。
山下選手の勝利を含めると、日本人選手が今季20戦のうち4勝、メジャー5戦のうち2勝を挙げており、年間女王を争うCMEグローブポイントランキングも竹田選手が3位、山下選手が4位、西郷選手が7位、古江彩佳選手が16位、岩井千怜選手が19位と上位にひしめいている(8月7日時点)。
ところが近年は、日本人選手が海外メジャーで優勝しても、それほど大きな話題にならなくなってきた。2019年8月に渋野日向子選手が「AIG女子オープン」で日本人史上2人目の海外メジャー制覇を達成したときは、日本中が大騒ぎになる大フィーバーが巻き起こったのに、3人目の笹生優花選手(2021年「全米女子オープン」)、4人目の古江彩佳選手(2024年「アムンディ エビアン選手権」)、5人目の西郷選手(2025年「シェブロン選手権」)、6人目の山下選手(2025年「AIG女子オープン」)は、素晴らしい偉業として褒めたたえられているものの、国民の誰もが知るニュースにはなっていない。
渋野選手のときは1977年の樋口久子さん以来42年ぶりの快挙だったから盛り上がったが、その後は2年おきくらいにメジャー優勝者が誕生しているので、みんなの目が慣れてしまったのだろうか。この疑問に対して筆者の周りのメディア関係者はそろって同じ答えを口にする。それは「渋野選手ほど数字が取れない」である。
数字というのはテレビであれば視聴率、新聞や雑誌であれば販売部数、ウェブサイトであればPV(ページビュー)数のことである。渋野選手が2019年にメジャーで勝ったときは、これらの数字が飛躍的に伸びたのに対し、それ以外の選手のときはメディアが期待しているほど数字が取れないという。あるメディア関係者は次のような実情を語ってくれた。
「これはメジャーに限った話ではありませんが、渋野選手以外の日本人選手が優勝したり、上位に入ったりしたニュースよりも、渋野選手が予選ギリギリで決勝ラウンドに進出したり、予選落ちしたニュースのほうが、数字が取れます」
引用元: ・【ゴルフ】日本人選手が次々とメジャーに勝ってもフィーバーが起こらないワケ「渋野日向子の予選落ちのほうが数字が取れる」 [ネギうどん★]
女子ゴルフはそんなもん
巨乳か可愛いかの2択でしか話題にならないから
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