2日に東京・後楽園ホールで開催された興行では、2選手が試合後に都内の病院へ救急搬送。「急性硬膜下血腫」と診断されて開頭手術を受けた。そのうちの1人、神足(こうたり)茂利選手は8日午後10時59分に都内病院で亡くなった。5月にはIBF世界ミニマム級前王者・重岡銀次朗(ワタナベ)が試合後に病院に搬送され、開頭手術を受けている。
史郎氏は相次ぐリング禍に「1つの興行で2人の選手が出てる。同じ日なのよ。その前に(亀田)和毅の世界戦の時に重岡銀次朗が…。いまだに病院なのよ。むっちゃ心配なのよ」と表情を曇らせた。
史郎氏は「JBCもラウンド数を減らすとか、レフェリーが止めるにしてもな、どこで止めたらええのかも分からんしな。俺は、そこの問題じゃないと思うてんねん。そこ(ルールの変更)は、それでいいねんけど。ジムで練習してスパーリングしてるやろ。その時のことなのよ、全てが。だいたい、ダメージってそこで来んのよ。試合で来たって言うてるやろうけど、蓄積で、スパーリングなのよ」と事故の原因を分析する。
その上で「俺は練習中やと思ってるから。(練習で着用する)大きいグローブは面積広くなるから、揺れるダメージも大きいのよ。なかなかスパーリングで止める、ダウンってないやんか。それが全部、蓄積してきてるのよ。試合で小さいグローブになるから(蓄積されたダメージが)来んのよ」と指摘した。
また、猛暑対策やトレーナーの役割の重要性についても強調する。「暑い時はスパーリングは少なめやねん。『試合控えてる選手はしゃあないやんか』って言うたら、クーラーかけて。『減量どうすんの』と言うたら、それはトレーナーの管理なのよ。一気に減量じゃないやん。徐々に落としていって、ちゃんとコンディションをつくるのは選手プラス、トレーナーやから。ジムもこれは責任持ってやらなあかんと思ってる」と力説した。
引用元: ・【ボクシング】亀田史郎氏 相次ぐリング事故の根本原因を指摘「スパーリング。そこで来んのよ」「蓄積してる」 [ネギうどん★]
コメント