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坪谷英紀 2025年8月7日 7時30分
「イヌは人を見る目がある」とよく言われる。だが、実際にはそのようなことはないらしいことを、京都大学のジム・ホイラム特定研究員(動物行動学)らが実験で明らかにした。イヌにとって、目の前の人が気前の良い人か、悪い人かを判断するのは、人間が想像する以上に難しいようだ。
ジム・ホイラムさんの愛犬のジャスパー(左)と友だちのサヒブ=ホイラムさん提供
イヌは動物の中でも最も古くから家畜化され、人間と協調する行動をとるとされている。これまでの研究では、気前の善しあしを見分けられると結論づけたものもあれば、そうでないというものもあり、科学的に定まっていない。
今回の実験は、ホイラムさんがウィーン獣医大学の博士課程だった、2021年5月から8月にかけて行われた。犬種、年齢(平均年齢5.95歳)もさまざまな飼い犬40頭(雄と雌それぞれ20頭ずつ)が参加。ソーセージを持った2人のうち、「はい、どうぞ」と優しい声をかけてえさをくれる人、もう一人は「だめ」と言い、腕を組んで背を向けてえさをくれない人を演じ、実験に参加したイヌがどちらを選ぶかを調べた。
その様子を映像に撮影し、体…
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引用元: ・【犬】イヌは気前の良い人か見分けるのが難しい 京都大研究員らが実験 [少考さん★]
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