↑もがみ級の一番艦、FFM-1「もがみ」。八番艦の「ゆうべつ」が2025年06月19日に就役しています。画像出典:『海上自衛隊』公式サイト
2025年08月05日、オーストラリア国防省はプレスリリースを出しました。以下がその全文和訳です。
https://money1.jp/wp-content/uploads/2025/08/sozai_13808_img.jpg
アルバニージ政権は、より大型でより攻撃力の高い水上戦闘艦隊の配備を加速させるべく、オーストラリア海軍(RAN)の将来の汎用フリゲート艦における優先プラットフォームとして、日本のアップグレード版「もがみ型」フリゲート艦の選定を発表した。
厳格かつ競争的な入札プロセスを経て、『三菱重工業』のもがみ型フリゲート艦が、オーストラリア国防軍(ADF)の能力要件と戦略的ニーズを迅速に満たす最適な艦艇であると評価された。
アップグレード版もがみ型フリゲートは、最大10,000海里の航続距離、32セル垂直発射システム(VLS)を備え、対空ミサイルおよび対艦ミサイルを搭載している。
この決定は、予定より数か月前倒しで発表されたものであり、アルバニージ政権がADFをより統合され、焦点を絞った部隊へと転換させる意志を示すものである。
政府は、ティッセンクルップ・マリン・システムズ社が提出した競争力のある高品質な提案を認識し、調達プロセス全体にわたる同社の献身と専門性に謝意を表した。
今後、防衛省は『三菱重工業』との次の調達段階に進み、2026年中に『三菱重工業』および日本政府との拘束力のある商業契約の早期締結を目指す。
政府が「海軍水上戦闘艦隊の独立分析」に対応する形で表明したとおり、最初の3隻の汎用フリゲート艦は海外で建造される。
この加速された計画により、最初の3隻は日本で建造され、2029年にオーストラリアへ引き渡し、2030年には運用開始予定である。
つまり、アルバニージ政権の下で、海軍は旧保守連合政権の計画より5年早く新たな水上戦闘艦を受け取ることになる。
西オーストラリア州ヘンダーソン造船地区の統合が成功すれば、残りの建造は国内で行われる予定であり、これは継続的な艦艇建造へのアルバニージ政権の公約に沿うものである。
今後20年間で、防衛能力に数百億豪ドルが西部地域に投資され、約1万人の高収入・高技能の雇用が支えられる。
これは、アルバニージ政権が今後10年間で水上戦闘艦隊に対して投じる550億豪ドル規模の投資の一部をなす。
オーストラリアの新たな汎用フリゲート艦はアンザック級フリゲート艦の代替となり、対潜水艦戦および防空能力を備える。
ハンター級フリゲート、アップグレードされたホバート級駆逐艦、高度なミサイル投資と並び、汎用フリゲートはアルバニージ政権の計画において海軍の水上戦闘艦隊を倍以上の規模に拡大する中核要素となる。
(略)
■韓国落選! 当たり前だろ
――韓国も色目を見せていたものを結局、日本企業が持っていくことになりました。
※韓国は2024年にすでに落選しています。
今回の日本企業受注について『毎日経済』が面白い記事を出していますので、以下に同記事から一部を引用します。
(前略)
自衛隊を最大の顧客とし、海外受注には消極的だった『三菱重工業』と日本政府の態度が変わりつつある。
最近最も好調とされるK-造船(韓国造船業界)は、ヨーロッパおよびアジア一帯でJ造船(日本造船業界)と、より激しい受注競争を繰り広げなければならなくなりそうだ。
日本の民間と政府が一体となった造船「ワンチーム」が、オーストラリアの護衛艦受注競争で示した渾然一体の顧客対応型戦略、そして合衆国までも活用した戦略を、K-造船は深く学ぶ必要があるものと見られる。
⇒参照・引用元:『毎日経済』https://www.mk.co.kr/news/world/11385680
まともな外洋海軍を歴史上一度も持ったことがない国に軍艦を頼むという愚かな決定をオーストラリアがしなくて良かったです。安物買いの銭失いにならずに済んだのは祝うべきことです。
韓国に軍事情報を漏らすと中国に筒抜けですから、韓国にはいかなる情報も与えてはなりません。
(吉田ハンチング@dcp)
Money1 2025.08.06
https://money1.jp/archives/152855
■関連ソース
オーストラリア海軍の新型艦導入計画で日本の提案採用 海自最新鋭護衛艦「もがみ」型ベースに共同開発…最大約9500億円規模で11隻建造見込み
https://www.fnn.jp/articles/-/912476
引用元: ・【Money1】豪州、海軍新型艦に「日本もがみ級」を選択 韓国製など眼中になし [8/6] [ばーど★]
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