2025.8.5 TRILL ニュース
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1990年 全国コンサートツアーに向けて抱負を語るPRINCESS PRINCESS (C)SANKEI
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「1989年の夏、何に一番、汗をかいてた?」
――部屋の温度計が示す数値じゃない。心の中の体感温度が上がってたあの曲。
今よりもっと不器用で、がむしゃらだった自分と、あのバンドが重なっていた。
PRINCESS PRINCESS『世界でいちばん熱い夏』(作詞:富田京子・作曲:奥居香)――1989年7月1日リリース。
実はこの曲、2年前の1987年にすでに一度2枚目のシングルとしてリリースされていた楽曲だった。だが、その熱は、この再リリースで一気に爆発することになる。
■『ダイヤモンド』の大ヒットが“風向きを変えた”
1989年4月、PRINCESS PRINCESSは『Diamonds』(作詞:中山加奈子・作曲:奥居香)で一気にブレイクを果たす。これを機に、彼女たちの“過去の楽曲”にも再び注目が集まり始めた。
その流れの中で8枚目のシングルとして再リリースされたのが『世界でいちばん熱い夏』だった。
再録バージョンでは、アレンジもボーカルもより力強く、エッジが立っていた。
単なる再発売ではなく、「今の自分たちの音で、もう一度勝負する」という強い意志が感じられる1曲だった。そして結果として、このバージョンこそが大ヒットを記録し、ライブでも定番の“アンセム”になっていく。
■富田京子が描く“熱さ”は、なぜ刺さったのか
作詞を手がけたのは、PRINCESS PRINCESSのドラマーでもある富田京子。前作『Diamonds』のB面に収録された伝説的バラード『M』(作曲:奥居香)も彼女が作詞を手掛けている。しかし、この『世界でいちばん熱い夏』では真逆の方向へと振り切っている。
感傷なんて蹴っ飛ばして、とにかく前に突っ走る。
思いついた言葉をそのまま叩きつけたような、勢いと熱量がそのまま歌詞になっている。
恋も夢も友情も、全部ごちゃまぜ。理屈じゃない、体温とテンションでぶつける“真夏の感情”がそのまま爆発している。
バンドというエンジンに、青春というガソリンをぶち込んでフルスロットルで走ったらこうなる――そんな音と詞の一体感が、この曲の最大の武器だった。
■女性バンドへの“先入観”をぶち壊した音
1980年代後半、バンドブームが加速する中で、女性だけのバンドがメジャーのど真ん中で成功するのは、まだ珍しかった。
“話題先行”“企画もの”という色眼鏡で見られがちな時代に、PRINCESS PRINCESSは真正面から音で勝負し、チャートを駆け上がった。
「ガールズバンド」という枠に収まることなく、バンドとして、楽曲として、聴き手の心を撃ち抜いた。その象徴が、この『世界でいちばん熱い夏』だった。
全身で“熱さ”を鳴らす彼女たちの姿に、多くの若者が本気で憧れた。
可愛いも、激しいも、全部ひっくるめて「自分たちの音楽」として鳴らしきったこの1曲が、PRINCESS PRINCESSの存在を決定づけた。そしてそのサウンドは、ガールズバンド史に刻まれた“決定的な一打”となる。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
●プリンセス プリンセス 『世界でいちばん熱い夏』
https://www.youtube.com/watch?v=x-_yZKI7EhE
引用元: ・【音楽】36年前、日本中が心を焼かれた最強の夏曲 快進撃を決定づけた“灼熱の代表作” PRINCESS PRINCESS『世界でいちばん熱い夏』 [湛然★]
まじイライラするんだけど
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