「彼女に怒られないよう、息の詰まる思いで接するようになりました。言い逃れのできない正論で追い詰められ、謝ると『どうするかを一緒に考えよう!』と退路を断たれる。自分を責める毎日でした」
中野氏は2022年時点で、党に「吉田さんと距離を置きたい」と相談していた。しかし、党は「個人間の問題」とみなし、むしろ2023年3月からは、吉田氏の選挙応援を強いられた。
その選挙戦で登場したアンパンマン風の着ぐるみを中野氏がXに投稿すると、「著作権法違反だ」と炎上。着ぐるみは党が用意したのだが、吉田氏はLINEグループに中野氏への怒りを連投した。
《さいあく! さいあくさいあく!》
《身内に足引っ張られんのが1番だるい》
吉田氏と同じ空間にいると動悸がし、寝込むことも増えた。2024年4月、党はようやく協議をおこない、「つどい(集会)では同席させない」ことになった。にもかかわらず、現場からは “2人で出てほしい” との要請が続いた。
「断わると『乗り越えなあかんで』と支部員から言われます。2025年2月には、会議の司会を頼まれ『吉田さんがいるなら、動悸がするので無理です』と伝えると、党幹部には『訓練や』『慣れていかなあかん』と笑って受け流されました」
絶望した中野氏は離党届を出し、党の要請で30ページにおよぶ「離党理由」も提出した。
「この文書は、私の許可なく中央委員会を経て弁護士らに回覧されていました。その後、吉田さんにまで見せたと聞いています。私への聞き取りは、最後まで不十分でした」
中野氏は、5月31日付で共産党を離党した。
引用元: ・やせたかなしいアンパンマン事件、党が用意したのに責任だけ押しつけられた党員が絶望し離党へ [158879285]
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