真夏の「カニカニ詐欺」にご用心 強引な電話勧誘への対処法と家族で共有すべきこと
https://news.livedoor.com/article/detail/29307353/
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引用元: ・「もしもし?カニカニ、カニだよ!」 北海道からのカニカニ詐欺が流行 [643485443]
「カニカニ詐欺」という言葉をご存じだろうか。北海道の業者を語り、主に電話勧誘でカニなどの海産物を強引に販売したり、注文していない商品や粗悪品を一方的に送りつけて代金を請求する詐欺商法だ。
コロナ禍にピークだった相談件数は減少していたが、最近になって再び増加傾向にあるという。
7月のある日、神戸市内で働く男性のスマホに「080」で始まる見知らぬ番号から電話がかかってきた。
「もしもしぃ、北海道の△△水産ですが、○○さんですか。以前、うちのカニをご購入いただいてお世話になった方だけに、今だけのお値打ち商品をご紹介しているんですよぉ」
野太い男性の声でフレンドリーな話し方だ。
「普通なら2万5千円…いや、3万円はする、身がぎっしり、ホントにぎっっしり詰まったカニ脚の20本セットを、○○さんやお世話になった方にだけ1万9800円で提供させてもらってるんですよ。お住まいはまだ神戸なんですよね」
こちらの所在地まで知っている。男性はてっきり、妻が以前に購入した業者だと思い、ひと通り話を聞いた後、「はぁ、それは結構なことですね。また、妻と検討して連絡させてもらいます」と電話を切った。
しかし、ふと気づく。「妻のスマホでも自宅の固定電話でもなく、なぜ私のスマホに?」。妻に確認すると、そんな業者は知らないという。ネットで調べると「カニカニ詐欺」なる言葉が現れた…。
国民生活センターによると、「カニカニ詐欺」を含む「海産物の電話勧誘販売と送りつけ」に関する相談件数は、20年度に2282件だったが、(中略)
24年度は3533件と再び増加。本年度も6月までに712件と「昨年同時期を上回るペース」だという。
こうした「カニカニ詐欺」の電話がかかってきた場合、どうすればいいのか。
神戸市の消費者ホットライン担当者によると、「はっきりと購入しない意思を伝えること」が大切だという。「『結構です』という言葉は、日本語ではイエスともノーともとれます。明確に『買いません』『注文しません』『送らないで』と伝えてください」と強調する。
その上で、「番号が分かるなら、もう一度電話をかけて買わない意思を伝えること。社名や名前を控えておくことも忘れずに。(相手は)おそらく電話に出ないので、留守電に買わない旨を入れてください。さらに電話番号のショートメッセージにも送って、それらの履歴を残しておいてください」と念を押す。
直接、自宅に品物を送りつけられた場合はどうか。
「受け取り拒否をしてください。代引き・着払いで届いても、絶対に払わないで。一度支払うと取り戻すのはかなり困難です」という。事情を知らない高齢の親や子どもが受け取ってしまう可能性もあり、家族の間でも「カニカニ詐欺」への注意を共有することが重要だ。
お盆も近づく帰省シーズン。家族みんなでひとつ、ごちそうを-。そんな気持ちにつけ込むかのような、真夏の「カニカニ詐欺」にご用心を。
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