立憲・野田「戦後８０年、首相コメント出すべきだ」　石破「必要だ。私自身思い強い」

　石破茂首相は４日の衆院予算委員会で、戦後８０年の節目を受けた見解の発信に意欲を示した。記憶の風化を避ける必要性に言及しつつ、「形式はともかく、戦争を二度と起こさないための発出が必要だ。私自身の思いとして強いものがある」と明言した。

　立憲民主党の野田佳彦代表が「何らかの首相のコメントを出すべきだ」と求めたことに答えた。

　内容に関しては「（過去の）５０年談話、６０年談話、７０年談話における積み重ねは大事にしたい」と強調。その上で「何を言わなければならないかは、（各談話を）ディテールに至るまで子細に読んだ上で判断したい」と述べた。

　政権による２０１５年の７０年談話に「政治システムは歯止めたり得なかった」との記載があることに触れ、「なぜ歯止めたり得なかったのか、きちんと考える必要がある」とも指摘した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2025080400246&g=pol