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2025/8/1 13:30 外崎 晃彦
7月に行われた参院選期間中に相次いだ候補や政治家らに対するメールなどを使った「殺害予告」が、参院選後も続いている。日本共産党神奈川県委員会は、参院選後の7月22日に、同党の川崎市議、後藤真左美氏と党県委員会のもとに、それぞれ、市議の殺害や施設の爆破を予告するメッセージが届いていたことを明らかにした。
メッセージの発信日はいずれも7月22日で、後藤市議宛てのメールには、「お前を包丁で刺し殺す。覚悟しろよ。現住所を襲撃してやる」という内容が、党県委員会ホームページの問い合わせフォームには「7月中に市議会議員後藤まさみを誘拐して包丁で刺し殺す」「日本共産党神奈川県委員会、横浜市役所、神奈川県庁本庁舎を爆破する」といった内容が、それぞれ記されていた。
いずれのメッセージにも「全ての口座に1813万送金しろ」と書かれ、銀行の口座番号が併記されていた。
参院選期間中は、立候補者や議員に対する同様の殺害予告が相次いだ。7月6日には東京選挙区に参政党から「さや」氏の名前で立候補していた塩入清香氏と事務所にそれぞれ殺害と爆破予告メールが届いた。金銭要求もあり「全ての銀行口座に1380万円を送金しろ」という文言とともにメガバンクなど計8つの口座番号が記されていた。
東京選挙区に無所属で立候補していた山尾志桜里氏のもとにも7月17日、「誘拐して包丁で刺し殺す」などの脅迫とともに、「現金で1000万円持ってこい」と要求するメールが届いた。このほか、埼玉県戸田市議の河合悠祐氏もX(旧ツイッター)で、同様の殺害予告と「全ての銀行口座に1813万円送金しろ」との金銭要求があったことを明かしている。
共産党神奈川県委員会は殺害予告を受け、7月25日に神奈川県警神奈川署に被害届を提出。同日受理されたという。藤原正明委員長は産経新聞の取材に、「同一犯か模倣犯かは分からないが、いずれも手口が似ていると感じている」と話した上で、「とても悪質。議員は身を隠せないし、活動も生活も制約される。物理的な被害がなくても言論を委縮させる卑劣な行為だ」と憤った。
川崎市議会の原典之議長も7月30日、「言論活動に対する身体的・物理的な攻撃は決して認めない」とするコメントを発表した。
引用元: ・【神奈川】参院選後も続く殺害予告 1000万円台の金銭要求も 今度は川崎市議と共産党県委員会 [少考さん★]
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