
デロイトトーマツグループは30日、千葉県木更津市に研修施設「デロイトユニバーシティ」を開設すると発表した。2027年に着工し、29年の開校を予定する。投資額は50億~75億円を想定する。リーダーシップなどを学ぶ研修会を企画し、初年度は1000~2000人程度の社員の参加を見込む。人材の育成や社員のつなぎとめに生かす。
木更津市の産業団地「かずさアカデミアパーク」内に建設する。延べ床面積は3000~4000平方メートルの予定だ。同日、千葉県の熊谷俊人知事に進出希望申出書を提出した。立地審査を経て、25年度内の審査通過を目指す。
デロイトユニバーシティはデロイトグループが米国やフランスなど世界7カ国で展開する研修施設だ。日本は8カ所目となる。プログラムは世界共通で、講師や参加者同士が交流しながら進めるのが特徴だ。原則として英語で行う。29年の開校後は日本発の教材開発や日本語の研修も検討する。
将来は近隣地に施設を広げ、レストランや宿泊設備も整備する考えだ。地元の学生を招待して研修をするほか、顧客との商談の場に活用することも検討する。長期休職者の職場復帰プログラムなども実施する。
同日、千葉市内で記者会見したデロイトの木村研一最高経営責任者(CEO)は「デロイトにいることの誇りとプロフェッショナルの自負を持ってもらうための体験型の施設になる」と説明した。
進出希望申出書を受け取った熊谷知事は「国内外から優秀な人材が集まり、質の高い研修が行われる。地域の魅力が高まる、ブランディング効果にも期待したい」と話した。
引用元: ・デロイトトーマツ、千葉に「大学」設立 社員1000人超が研修 [少考さん★]
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