2025年07月26日
近年急増している、女性芸人による写真集。その象徴的存在は、昨年発表した1stデジタル写真集「151センチ、48キロ」(講談社)がバカ売れした、にゃんこスターのアンゴラ村長だ。なぜ彼女たちは「脱ぎたがる」のか……ライターの冨士海ネコ氏がその背景を分析した。
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【写真を見る】「こんな大胆な写真まで?」 あまりにもセクシーと話題のアンゴラ村長の写真集
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07261102/?photo=2
近年、女性芸人によるセクシー写真や「脱ぎ」の企画が相次いでいる。先日は、キンタロー。さんが11年ぶりの「袋とじ」グラビアに登場した。普段は大げさ過ぎるメイクと顔芸で沸かせているキンタロー。さんだけに、当初はネタ企画かと思われていたようだが、セクシーな姿を披露し、お茶の間の度肝を抜いたようだ。
かつては「ブス」「デブ」「モテない」を武器に、お茶の間に笑いを届けていた女性芸人たち。しかし今、「容姿いじり」がもはや笑えないという風潮の変化によって、恋愛や性についてあけすけに語り、カメラの前でセクシーな表情を浮かべる女性芸人が増えてきた。
その象徴的存在ともいえるのが、にゃんこスターのアンゴラ村長だ。一見素朴で地味な見た目と、「リズム縄跳び」という斜め上の芸風でブレイクした彼女だが、昨年発表した1stデジタル写真集「151センチ、48キロ」(講談社)がバカ売れ。反響の大きさを受けて、今月半ばには紙の写真集「標準体型」が発売となり、こちらも大きな注目を集めている。
他にも「限界露出」に挑んだぱーてぃーちゃん・信子さんによる写真集「抱いて…」(集英社)は、大手ECサイトのレビューでアイドル写真集を上回る高評価を獲得。また「THE W」の覇者となった紅しょうが・稲田美紀さんが優勝賞金で開催した写真展「MARRY MIKI」には、東京の会場に4000人以上が来場したという。ルッキズムの逆用ともいえる形で、女性芸人といえども「笑われる存在」であるより、「女としての魅力を見せる」ことが、ある種の表現として確立してきたのではないだろうか。
「女」か「芸」かの二択はもう古い 自己肯定感ブームでの「女神」への変貌
もちろん懸念もある。「自分の意思で脱いでいる」と語る女性芸人たちの背後には、メディアや広告代理店による「見せ物としての売り方」が見える。「女芸人が脱いだらウケる」という価値観はいまだ根強く、自己表現と搾取の境界線は曖昧だ。
かつて芸人の武器は、どこまでも「体を犠牲にすること」だった。ケガしても笑いを取れればいい。スベっても、脱いで笑いが取れれば報われた。女性芸人はその場に存在するアイドルや女子アナといった「正統派の美女」や「モテる女」へのカウンターとして機能し、「ブス」「デブ」「独身」など、自己卑下を引き受けることで笑いを成立させていた。
女性芸人たちの「脱ぎ」も、その一部である可能性がある。つまり、単なる性的なアピールではなく、「自分の体を肯定する=強い私」という、ある種のセルフブランディングやキャリア戦略としての、能動的なプロデュースの一種だといえるのではないだろうか。
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(略
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07261102/?all=1
引用元: ・【画像】アンゴラ村長にキンタロー。写真集バカ売れ 女芸人はなぜ「脱ぎたがる」ようになったのか [牛丼★]
韓国人がどんなルートでもチキン屋になるのと同じ
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