自動車メーカー幹部
「2.5%から比べればかなり上がってしまう。これで喜んでいいのか…」
また、今回の合意では鉄鋼とアルミの関税は50%に据え置かれたままですが…
日本製鉄 橋本英二 会長
「全てが決着したわけじゃない。鉄とかアルミとか、分野別のとこは50%のまま。50%はトゥーマッチ」
専門家は「条件が悪化したことは確か」だと指摘します。
丸紅経済研究所 今村卓 社長
「(トランプ氏は)最初に厳しい条件を突きつけて、交渉相手をかなり心理的に不安にさせる。そこから少しぐらい譲歩して、相手にとってみればそれで良いかと思わせる」
ホワイトハウスが日本との交渉で「勝ち取った」と発表したのは、ボーイング社の航空機を日本が100機購入すること、防衛装備品を毎年、数十億ドル購入することなどがあげられています。
丸紅経済研究所 今村卓 社長
「対称的な交渉ではなかったですから、かなりアメリカの言い分を飲むことが必要。関税率をここまで下げてくれたということで、これはセカンドベスト。ギリギリのお互いの歩み寄りということになったんだと思います」
合意後、ベッセント長官からはこんな発言も…
アメリカ ベッセント財務長官
「我々は四半期ごとに合意の実施状況を評価します。もし、トランプ大統領が不満であれば、関税率は25%に戻ります。自動車も、それ以外もです」
合意後もトランプ氏の判断ひとつで揺らぐかもしれない状況が続くかもしれず、関税の“霧”が本当に晴れる日はまだ見えていません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8535078b58c6ec21825a2f6e35a6a5d322a79fea
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