エキスパートの補足・見解
はたしてアメリカ車は日本で売れるのだろうか? その道のりは平坦ではなさそうだ。最大の壁は型式指定の取得に要する時間と費用だ。米国仕様車は衝突安全、排ガス、左ハンドルなどで日本独自基準とズレがあり、輸入元は個別審査や追加改修を余儀なくされている。
販売チャネルも、物足りない。アメリカ車の正規ディーラーは全国でわずか163カ所。4000超も店舗があるトヨタと比べると、かなり心もとない。ただでさえ「壊れやすい」というイメージがあるのだから、アフターサービスへの不安は購買心理を冷やす大きな要因だ。
今回の協議過程で「トヨタ販売網の活用」という構想が浮上している。中嶋裕樹CTOがその可能性を言及した。しかし販売チャネルが拡充すれば、アメ車は売れるようになるのだろうか。私は難しいと思う。車は機能性のみならず「情緒性」も求められるからだ。日本でドイツ車が売れるのは「質実剛健」「高級感と実用性の両立」といったイメージが定着しているから。ブランドは長い時間をかけて熟成されていくもの。今回「関税」という武器で「ごり押し」されたイメージが定着すれば、日本人の心はよけいにアメ車から離れていくのではないか、と懸念する。https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/84a3a1a50563da6ecc11a2bbfd3907abef3322f7
引用元: ・【なぜ日本人はアメ車を買わないのか】有識者が「アメ車が日本で売れるのか」見解へ [299336179]
よく分かった
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