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朝日新聞2025.07.22
大学のオープンキャンパスは、学びや雰囲気を体感し、自分の目で確かめられるイベント。総合型選抜・学校推薦型選抜といった「年内入試」を考える受験生たちにとっても、貴重な機会です。親として知っておくべき年内入試の基礎知識や、受験生のお子さんを適切にサポートする方法を、プラスティー教育研究所の安原和貴さんが伝える朝日新聞EduAの連載。今回は、オープンキャンパスの重要性と活用法について解説します。
「うちの子、まだ進路が決まっていないんですけど大丈夫でしょうか?」
塾の面談で、保護者の方からよくいただく相談です。高校3年生はもちろん、1、2年生のご家庭でも、進路選びに対する焦りが出てくるこの時期。年内入試が広まり、大学入試のスタートが年々早くなっていることも背景にあります。
そしてその第一歩となるのが、「志望校選び」。本日は、志望校選びに直結するオープンキャンパスの活用法についてお伝えします。
■なぜ今、オープンキャンパスが重要?
年内入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)では、学力だけでなく、「学びへの意欲」や「目的意識」がこれまで以上に重視されるようになっています。だからこそ、オープンキャンパスの存在がますます重要になってきました。大学の学びや雰囲気を実際に体感し、自分の目で確かめることができる貴重な機会です。模擬授業、キャンパスツアー、在学生との対話、入試説明などを通じて、パンフレットやウェブでは伝わらない“大学のリアル”に触れることができます。
実際、わたしたちの塾でも、最初は気乗りしなかった生徒が「意外と面白かった」「もっと調べてみたくなった」と前向きになる場面をよく目にします。
一方で、「行ってみたけれど、特に何も得られなかった」という感想を持つ生徒もいるのが現実です。ただし、それは決して無意味な体験だったわけではありません。すぐに手応えがなくても、その体験が数週間後、あるいは数カ月後に進路選択を動かすきっかけになることも多いのです。このように、オープンキャンパスによる進路選択は、短期的な反応だけで判断するのではなく、長期的な視点で変化を観察することが大切です。
■学年別・オープンキャンパスの活用ポイント
オープンキャンパスは高3生だけのものではありません。むしろ、1、2年生から参加することで、早い段階から進路のヒントが得られます。場合によっては、学年が上がったタイミングで同じ大学にまた訪れてみるのもオススメです。学年ごとに意識すべき視点を押さえておきましょう。
高校1年生:「広く知る」フェーズ
まずは選択肢を広げることが第一です。1年生でのオープンキャンパス参加は、大学や学部の“違い”を知ることが最大の目的です。「何となく面白そう」「ここはちょっと違うかも」と感じる体験の積み重ねが、文理選択や将来の方向性を考えるヒントになります。
高校2年生:「興味を深める」フェーズ
1年生で見えた“違い”をもとに、より自分の関心を深掘りする段階です。模擬授業への参加や研究施設の見学を通じて、「自分が学びたいこと」が少しずつ輪郭を帯びてきます。
在学生との会話も有効です。「どんな学生生活を送っているか」「高校時代、何を意識して準備していたか」など、リアルな情報は進路イメージを一気に具体化してくれます。
見落とされがちなのは、1年後のこの時期にはすでに志望理由書の作成が始まっているという事実です。「来年から本気を出そう」と行動を先延ばしにせず、この夏の体験を材料として残しておくことが重要です。
高校3年生:「確信を持つ」フェーズ
ある程度志望が固まった高3生にとって、オープンキャンパスは仕上げの場です。この時期には、「この分野で本当にいいのか?」「自分のやりたい研究が本当にこの大学でやれるか?」など、志望理由書を作成する中でリアルな疑問や不安が出てきます。それを現地で解消できる貴重な機会となります。模擬授業に主体的に参加したり、教授に直接質問したりすることで、志望理由に説得力を出すことができます。
引用元: ・【進路】気になる大学は早めにチェック! 年内入試に欠かせないオープンキャンパスの活用法とは [七波羅探題★]
こいつをどう思う?
入り口に警備員がいるとこじゃできない
「学生さんへ 階段に座って食事をしないで下さい」「ここで勉強をしないで下さい」みたいな張り紙を見たときこの学校はだめかもなって思った
高校でも登校時間に在校生の様子はわかるのに、高校は調べないのな
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