7/21(月)
人気マンガのなかには長期休載で、ファンが連載再開を待ち望む声が絶えない作品もあります。未完のまま時が過ぎても、変わらず読者の心を掴み続ける作品は、現在どのような状況にあるのでしょうか。
『ヒストリエ』
岩明均先生によるマンガ『ヒストリエ』は、奴隷の身分から「アレキサンダー大王」の書記官となる青年「エウメネス」の生涯を描いた歴史大作です。岩明先生が漫画家としてデビューする前から温めていた物語で、2003年より「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載が始まりました。
2022年8月に単行本準備のために休載することが発表され、2024年6月に引き続き長期休載となることが明かされました。その理由として、自身の健康不安から万が一に備え、物語にある程度の区切りをつけようとしたことに加えて、視覚画像の歪みや判断力、集中力の低下、利き腕の軽い麻痺といった体調不良も報告しています。
2025年5月に発表された「第49回講談社漫画賞」の総合部門を受賞しました。岩明先生は「タブレット作画に切り替える事により、様々な不備をある程度補える事もわかりました。それにより、物語完結への希望をより強く持った」とコメントしており、再開の兆しが喜ばれています。
『あひるの空』
累計発行部数2400万部を誇るマンガ『あひるの空』(作:日向武史)は、天性のバスケの才能をもつ少年「車谷空」が、入学先の「九頭龍高校(クズ高)」で不良の巣窟と化していたバスケ部に入部し、仲間たちとともに数々の困難に立ち向かっていく物語です。連載は「週刊少年マガジン」(講談社)で2004年にスタートし、半年ほどの休載を2回経てアニメ化も果たしています。
(中略)
『コータローまかりとおる!』
新堂空手道場のひとり息子「新堂功太郎」が決闘を繰り広げていく青春コメディー『コータローまかりとおる!』(作:蛭田達也)は、1982年から「週刊少年マガジン」で連載されたマンガです。蛭田先生のデビュー作でもあり、1984年には実写映画化、1986年には第10回「講談社漫画賞」少年部門を受賞するなど、当時、大きな注目を集めました。
本作はシリーズとして長年愛されており、1995年から連載された2作目『新・コータローまかりとおる!』、その完結後の2001年より3作目「コータローまかりとおる!L」を連載開始します。2003年からは「マガジンSPECIAL」(講談社)へ掲載誌を移しますが、2004年の途中から蛭田先生の病気により休載が続いている状況です。
(中略)
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引用元: ・2025年に「物語完結への希望を…」作者が言及も 長期休載マンガの現在の状況とは? [muffin★]
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