阪神4―0巨人(セ・リーグ=19日)――阪神が接戦を制した。延長十一回に佐藤輝と坂本の2ラン2本で試合を決め、連敗を2で止めた。
巨人は先発の山崎が7回無失点も、打線が散発4安打で3連敗。
東京ドーム全体が息をのむように静まり、飛球の行方を追った。両チーム無得点の十一回。
阪神・佐藤輝の打球が右中間席上段に飛び込むと、巨人5番手の船迫はぼう然と立ち尽くした。均衡を破る2ランが飛び出し、ファンの悲鳴と歓声が交錯した。
試合前時点で9ゲーム差をつけられていた首位・阪神との3連戦。
オールスター戦前に、ペナントレースの行方を左右しかねない勝負所であることは、巨人の選手たちは百も承知。
阿部監督も「なんとか食らいついていくための3連戦だと思っていこう」と鼓舞して臨んだ一戦だった。
先発の山崎が同郷同学年の村上に負けじと好投。七回一死満塁のピンチでは力を振り絞り、150キロ台を連発。高寺と代打の糸原を連続三振に仕留め、ほえた。
17日のヤクルト戦でミスを犯した若手が先発起用に応え、懸命な姿勢をみせた。佐々木は無死一塁で2度、犠打をきっちりと決め、泉口は1安打を含め2度出塁。打線は再三の好機を作った。
しかし、あと一本が生まれないまま延長戦に突入すると、現在のチーム力の差を見せつけられるように、相手主砲の一発で試合を決められた。阪神との今季6カードは全て初戦を落とした。対戦成績も4勝12敗となった。
巨人は早くも自力優勝の可能性が消えた。それでも、阿部監督はまっすぐ前を見つめて言った。「試合はずっと続く。やる以上、絶対に諦めてはいけない」。この言葉を一人ひとりが胸に刻み、今こそ力を結集したい。(平山一有)
巨人・阿部監督「悔しいね。チャンスは作るんだけどね。明日、あさって勝ったら何の問題もない。そうやって切り替えていくしかない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2bd80c8fd98e0a2bd67145435654cba7402dd0f
引用元: ・2位なのに… 巨人の自力優勝が消滅www [567637504]
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