https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/8851803f3197cf14a9e7a37b50573fc8e00886f5
重要な経済指標として知られるGDP(国内総生産)ですが、何を示しているデータで、どのようなことがわかるのか、正確に知っている人はあまり多くないようです。GDPの基本的な考え方について、経済評論家の塚崎公義氏が平易に解説します。
GDPは「国内で生み出された付加価値の合計」
GDP(国内総生産)という言葉はよく聞きますが、それが何なのかを知っている人は意外と少ないかもしれません。ひとことでいえば「国内で生み出された付加価値の合計」なのですが、それではわかりにくいですね。
【例】
自動車部品メーカーに「御社が作った物(財およびサービス、以下同様)は?」と聞いたら、「30万円の部品です」と答えました。
そこで自動車会社に聞いたら、「100万円の自動車を作りましたが、30万円の部品を仕入れたので、わが社が生み出した価値は70万円分です」と答えました。
自動車販売会社に聞いたら、「わが社は何も作っていませんが、営業職員がパンフレットを持参して顧客を訪問したことで、100万円の自動車が120万円で売れたので、わが社は20万円分の価値を生み出したと考えています」と答えました。
もし、日本に上記の3社しか存在しないとすれば、日本のGDPは、3社の生み出した価値(付加価値と呼びます)の合計である120万円ということになります。3社の売り上げ合計よりはるかに小さいですが、売り上げ合計には同じものが2回も3回も足されているので、それを取り除いた結果だというわけです。
以上がGDP統計の作り方ですが、じつは、GDP統計の作り方はあと2つあります。
ひとつは、消費者に聞くことです。「車を買いましたか?」「はい。120万円の車を買いました」と答えたなら、GDPは120万円と考えてよさそうですが、もちろんさまざまな調整が必要です。消費者のみならず、タクシー会社が自動車を買った分も含める必要があります。自動車を作ったけれども輸出したという場合には、消費者等に聞くだけでは足りないので、税関に輸出額を聞く必要があります。消費者が輸入車を買った場合には、それはGDP統計に加えてはいけませんから、税関に輸入額を聞いて差し引く必要があります。あとは、作ったけれども売れ残っている自動車があるか、自動車会社と販売会社に聞く必要がありますね。
GDP統計のもうひとつの作り方は、労働者に給料を聞き、会社に利益を聞いて合計することです。売上金額から仕入額と支払い給与額を差し引いたものが利益ですから、給料と利益の合計が売上マイナス仕入れ、つまり付加価値と等しくなる、というわけですね。
引用元: ・中国のGDPは日本より大きいが人口は日本より遥かに多いので中国の方が貧しい…経済指標の超キホン [662593167]
100万ドル以上の資産を持つ中国人は一億人以上いる
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