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2025年7月19日 06:00
参院選(20日投開票)の比例代表に自民党から立候補している鈴木宗男氏(77)が18日、選挙戦を振り返り、選挙後に石破茂首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談実現に動き出すことを約束した。
宗男氏は参院選を前に23年ぶりに自民党へ復党した。「最後の最後の選挙。もうタスキをかけることはない」と43年にわたる政治家人生の集大成として選挙戦に臨み、行き来が可能な日本の東西南北の端(北海道・宗谷岬、納沙布岬、沖縄・波照間島、与那国島)で遊説。この日も茨城を皮切りに品川から横浜へと東海道を西に進んだ後に飛行機で札幌入り。全国を飛び回り、総距離は2万キロを超え、〝選挙の鬼〟ぶりを見せつけた。
羽田空港へ向かう道中で取材に応じた宗男氏は「選挙では心ある皆さんのご支援を受け、感謝の気持ちでいっぱい。ただ自民党に対する空気は極めて厳しかった。改めて裏金問題のケジメはついていないとつくづく感じた。やはり政治家個人の責任感のなさ、心構えが足りない。私は自民党に『喝を入れる』『立て直す』ということを強調し、それなりの反応はいただいた。いつの時も選挙は難しい。あとは結果を待つだけ」と党への逆風を痛感したという。
新興勢力の参政党が大躍進の雲行きを見せていることに「日本的な現象で、一国家、一国民、一言語なので、流されやすい。前回(衆院選)は国民民主に流れれば、今回は参政党です。かつて土井たか子さんの時は『山が動く』と社会党に流れた。ここは日本の危ういところで、もうちょっと冷静に落ち着いてみてほしい」と熱しやすく冷めやすい選挙バブルに警鐘を鳴らした。
選挙終盤ではロシア政府系メディアのスプートニクに参政党の候補者が出演したことで、選挙介入騒動にもなった。北方領土返還など対ロ交渉に長年取り組み、ロシアの手の内を分かっている宗男氏は「全くのお粗末です。どうしてああいう報道になったのか分かりません」と一笑に付す。
一方、ウクライナ侵略直後から即時停戦を訴えてきたことを強調し、「『ハゲに悪いのはいないが、ムネオとプーチンは別だ』と非難されたが、トランプが出てきて停戦の流れになっている。私は先を見てやってきた」と情勢が変化していることを受け、胸を張った。
自公の過半数割れとなれば、選挙後は石破首相が退陣する可能性や石破おろしが吹き荒れることは必至だ。「石破さんが選挙結果を厳粛に受け止めて、そのうえでいかに政治の安定を図るか」とみるが、世界情勢や対米関税交渉の最中で、首相交代や党内政局に明け暮れている時間はないとの危機感を募らせる。
「石破さんはモスクワに行って、プーチンと交渉すべきで、堂々とすれば、株は上がる。渋い顔も明るくなる。世界の平和がかかっている」と停戦の橋渡し役になるべきと訴えた。宗男氏は森喜朗、晋三両元首相に続き、プーチン氏との直接会談の場をお膳立てしていきたいという。
引用元: ・【自民】鈴木宗男氏 参政党現象は「日本の危ういところ」 ロシアの選挙介入疑惑にも言及 [少考さん★]
はよ引退しろよお爺ちゃん
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