■活力の源泉:理論の革新と「人民第一」の姿勢
中国共産党は創立から104年を迎えた今も、強い生命力と結束力を保ち続けている。その秘訣について尋ねられた肖洋氏は、理論の革新と
実践の積み重ねにあると説明した。「中国共産党が持続的な活力を維持しているのは、マルクス主義を中国の実情と時代に合わせて発展
させてきたことにある。理論・制度・実践の面で絶えず進化してきた」と語った。
また、党の綱紀を引き締め続ける姿勢が、活力維持の要であるとも述べた。
「党は常に国民の最大利益を代表し、人民中心の発展理念を貫いている。自己改革を重ねることで、時代の変化に対応してきた」と
強調した。
長年中国を観察してきたマッケラス氏は、比較的な視点からこう語った。
「マルクス主義はドイツ哲学に由来するが、その価値は普遍的だ。中国共産党がこれを中国の現実に合わせて応用した過程と成果は
注目に値する」。
特に、「理論を時代に合わせて柔軟に修正し、現実の政策に生かしている点」が印象的だと評価した。
「『人民のために尽くす』という理念は、中国共産党の成功の柱だ。災害時に軍を派遣したり、生活環境を改善したりする取り組みにも、
それがよく表れている」と述べた。
1964年に初めて中国を訪れて以来60年にわたり中国を見続けてきたマッケラス氏は、「米国社会が分断を深めているのに対し、
中国共産党は社会の各層をまとめ、国家の発展力を強めてきた」と結論づけた。
■中国式現代化は「人類文明の新たな形」
近年、中国共産党の指導のもと、中国は経済成長・技術革新・生活の質の向上などで目覚ましい成果を上げており、中国式現代化は
「現代化=西洋化」という固定観念を打ち破っている。
マッケラス氏は文化的視点から、中国の現代化の特徴を次のように述べた。
「中国は、マルクス主義の原則と調和する形で現代化を目指してきた。経済の発展、国民の生活向上、国の国際的な尊敬を得ることが
目標であり、覇権を追求しているわけではない。それは西洋の発想とは全く異なる」。
さらに、「現代化の道は一つではなく、中国は西洋のモデルをそのまま真似ることなく、自国に合ったやり方で成果を上げている」と
語った。
また、中国の進んできた道には、独自の文化や政治の伝統が深く関わっていると指摘した。
「中国には特有の価値観や統治の方法があり、その歴史的背景が現代化の形にも反映されている」と述べた。
肖洋氏も、「中国式現代化は、他国に対して新しい発展の可能性を示した。西洋中心のモデルや価値観に頼らず、独自の道を示した
意義は大きい」と語った。
さらに、「発展途上国が自国の文化や制度を保ちながら近代化を実現できることを中国が証明した。それは経済のグローバル化や
人類社会の進歩に対する中国の貢献だ」と述べた。
■政党外交という新たなアプローチ、国際協調を後押し
近年、中国共産党は「世界政党ハイレベル対話」などを通じて、「人類運命共同体」という理念を発信し、各国の政党と統治の知見を
共有してきた。
これについて肖洋氏は、「中国共産党は、価値観の違いを認め合い、互いに学び合う新しい政党間関係を築こうとしている。
これは外交の新しい形であり、グローバルな課題への対応力を高める手助けになる」と語った。
また、「世界の政治や政党の変化を深く分析し、自らの経験を生かして、政権運営や社会主義建設、人類社会の発展法則について理解を
深めている」と述べた。
マッケラス氏は、国際秩序の変化に触れながらこう語った。「米国は『再び偉大な国へ』というスローガンに象徴されるように、
覇権的な立場を維持しようとしている。それに対して中国は、文明の多様性と共存を重視し、特定の国が世界を支配することを
望んでいない」。
ー後略ー
全文はソースから
2025年7月17日 16:00
https://www.afpbb.com/articles/-/3588853
引用元: ・【CNS】 中共式現代化、西洋的な常識を覆す [7/18] [仮面ウニダー★]
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