遠野なぎこさん、15歳のとき母がきっかけで摂食障害に「食べて吐きなさい」1日5食をトイレへ

　女優遠野なぎこ（とおの・なぎこ、本名青木秋美＝あおき・あきみ）さんが急逝したことが17日、分かった。45歳だった。自身のブログで発表された。

　遠野さんは23年10月20日に更新された「街録ch～あなたの人生、教えて下さい～」内で、自身の拒食症について語る一幕があった。

　遠野さんは自身の精神疾患について「摂食障害、強迫性障害、パニック発作だったり、醜形恐怖症とか」と返答した。そして摂食障害について「過食嘔吐とかだったり、過食だったり、吐けない過食だったり、拒食だったり。チューイングとかいって、口に入れたものをそのまま出すとか。飲み込まずに。いろんなものがありますけど、これも自分でセレクトできるものじゃなくて。スイッチがプチンと入って。その時期が来るんですよね」と説明。「ストレスが重なるとダメになっちゃう」と明かした。

　そして「きっかけがそれこそ母親に『食べて吐きなさい』って教えられたんですね。これが15歳ぐらいの時に。とにかく食べて。さゆを飲んで、おなかいっぱいになるまで。ここまでくるまでやったら」と言って、喉元に手を持って行き「指を入れて吐きなさいって教えられて。それがきっかけでなってしまって」と語った。

　「そしたら、そこから止まらなくなってしまって。今の歳までずっと続いているので。バカみたいだなと思います、本当に」と語り、「1日5食とかトイレに流してる。それも自分の意思じゃないから泣きながら悔しくて悲しくて」と明かした。