https://news.naver.com/article/008/0005221322
日本の漫画をパクった!? 連載12年目の人気ウェブトゥーン連載打ち切りへ
掲載 2025.07.14.午後3:48 修正 2025.07.15.午前4:16
イ・ジョンヒョン
インターネット上のコミュニティにアップされ盗作疑惑が持ち上がっている『ウィンドブレーカー』。
左は『ウィンドブレーカー』のコマ、右は日本のイラストレーター Dr.poro氏『朱色の仮面』のコマ
2025.07.14./写真=オンラインコミュニティよりキャプチャ
引用元: ・世界で大人気のため締切に追われて日本の漫画をパクってしまい11年の連載が打ち切られる [618719777]
ネイバーウェブトゥーン上で2013年12月に連載を開始し、11年に渡って親しまれた『ウィンドブレーカー』の連載が打ち切られる。読者からトレースを指摘され、作家が疑惑を認めたためだ。中国、タイ、日本などでも人気を博しているウェブトゥーン作家が盗作を行った事実に読者は衝撃を受けている。それとともにウェブトゥーン作家の殺人的な作業環境も取り沙汰されている。
11日、人気作『ウィンドブレーカー』の作者クォン・ヨンソク氏がサイト上でメッセージを発し、「作品の一部シーンに、参考資料として用意した他作品のイメージに似た、またほぼ同じような表現がある。私のミスであり私に責任がある」と明かした。
チョ氏はコメントで「毎週締め切りに追われてきたが、作者ならば守らねばならない一線を超えてしまった」「物語を最後までお見せできず独読者のみなさんには申し訳なく思う。打ち切りの決定を下すことは大変つらい」と語っている。
https://imgnews.pstatic.net/image/008/2025/07/14/0005221322_003_20250715041618630.jpg
インターネットコミュニティにアップされた『ウィンドブレーカー』盗作疑惑のカット。 左は『ウィンドブレイカー』、右は日本のファンタジー漫画、石田スイ氏『東京グール』 2025.07.14./写真=オンラインコミュニティよりキャプチャ
「トレーシング」は本来、製図紙の図面を複写する行為を指すが、ウェブトゥーンのような業界では他作品をそのままコピーする行為を意味し盗作と同じ意味で使われる。
『ウィンドブレーカー』では6月30日の配信でもトレーシング疑惑が浮上していた。直後に読者へ説明なく疑惑部分を修正したため、過去のトレーシング疑惑までもが読者に発掘され騒動は大きくなった。ついにはネイバーウェブトゥーンの編集部が調査を行いチョ氏が盗作を認めた形だ。
ネイバーウェブトゥーンでは2023年にも『女の子とつき合いたい』『告白を取り消すなんて』といったタイトルにも盗作疑惑が持ち上がっている。編集部は監視の強化を行うとともに、トレース検出の技術開発を行うといった声明も出している。実際に盗作が確認された場合は契約解除の原則を適用すると作家陣にも通知を行ったという。
今回の事件では、12年近く連載を続けてきた人気作家ですら締め切りに追われたという事実に注目が集まっている。
韓国コンテンツ振興院『2024年 ウェブトゥーン産業実態調査』によると、作家の労働時間は平均で週6.3日に達する。作家陣の苦労を調査したアンケート項目では「締め切り前の負荷が高く休息時間がない」事が57.8%と最も高く、ついで「作業負荷で精神・肉体の健康を損ないかねない」が56.4%だった。
作家はこうした苦しい状況に置かれているが、満足に休みを取ることはできない。
休めない理由は「掲載プラットフォームや編集からの直接的な圧力」が最も多く25.9%だった。「契約上、無料有料問わず休載ができない」が17.7%、「休載がランキングに影響」が16.7%だった。
また一話あたりのカット数が多いほど作業量も増えるが「契約で一話ごとのカット数が定められている」が46.6%、「掲載プラットフォームや編集からの圧力」が20.7%と、必ずしも契約の問題とは言い切れないようだ。
取材に応じてくれた作家は「黎明期よりも作業量は格段に増えた」「読者の目が肥え、要求も高まり分量や絵柄について明確な指摘がなくても、作家自身が競争に勝とうと作業量を増やしていく傾向があると思う」と話してくれた。
今回の事件後、ネイバーウェブトゥーンは「多くのファンを失望させる事態を起こし心から申し訳なく思う」「作品の類似や盗作の深刻さを厳重に受け止め著作権保護に最善を尽くしていきたい」とする公告を出した。
聞いてやれ
コメント