タイ人トランス女、ビーチをトップレスで歩き公然わいせつで逮捕 スリランカ

【7月16日 AFP】スリランカ警察は15日、人気のサーフィンスポットとして知られるリゾートをトップレスで歩き、「共同社会の利益を害する迷惑行為」をしたとして、タイ人トランスジェンダーの女（26）を逮捕したと発表した。

保守的なスリランカでは、男性は上半身裸になることを認められているが、女性がトップレスになることは犯罪となる。

タイのパスポートでは男性と記載されているが、女性を自認するこの女は15日、アルガン湾での公然わいせつ罪と公的不法妨害罪の2件について罪を認めた。

14日に観光客向けのビーチを歩いている様子がソーシャルメディアに投稿され、住民が警察に苦情を申し立てていた。

女は一晩警察署に勾留された後、15日に治安裁判所で、拘禁6週間、執行猶予5年の判決を言い渡された。

首都コロンボから約400キロ離れたアルガン湾は、人気のサーフィンスポットとなっている。

地元住民の多くは少数派のイスラム教徒で、ここ数週間、露出度の高い服を着た外国人について当局に苦情を訴えていた。

人口2200万人で仏教徒が多数を占めるスリランカは、観光客を歓迎しているが、裸は禁止されており、国民の考え方は依然として保守的だ。(c)AFP