①は論外であり、②もここまで借金がある現状では難しい。となると③の方法しかない。
これを経済学ではインフレタックス(インフレによる債務圧縮)と呼ばれている。インフレは債権者(お金を貸している人)から債務者(お金を借りている人)への実質的な富の移行である。
日本において債権者は国民であり、日本一の借金王は国である。
例えば、こう考えると分かりやすい。1000万円を借りている個人タクシーの運転手さん(債務者)は、インフレでどうなるのか。初乗り運賃が100万円というハイパーインフレとなれば、お客さん10人を乗せるだけで借金が完済できる。大喜びだ。
一方、汗水たらして10年間で1000万円貯めた人(債権者)はタクシーに10回乗ったらすべてを失う。その意味で、インフレは債権者から債務者への実質的な富の移行なのだ。国民から国への富の移行であるから税金と同じである。
結論を皮肉的に言うと、ただでさえインフレ税が発生しつつあるのに、今回の参議院選挙では、ほぼ全政党が(理解しているとは到底思えないが)「減税」「給付金」を主張し、結果としてインフレ税増税を狙っていることになる。
その結果、「究極の財政再建」が達成される。
しかし国民生活には地獄である。給料や年金は毎月上がるが、パンの値段は毎時間上昇する。もらった給料や年金では1日か2日でなくなってしまう。
それは国民にとって幸せな結論なのか?
自分たちが選んだ政治家だからとあきらめるのか?
日本が地獄を味わうにしても、将来、日本が同じ間違いを二度と起こさないとの記録になればと思う。今回の参議院選の意義はそんなところにしかない、と残念ながら私は思う。
詳しくはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c608eda016f29e64676bc253a1a481266e4f2f3
引用元: ・【経済】日本円の「紙くず化」は避けられない…「消費税減税」でも「給付金」でも参院選の後は増税地獄が待っている
3年前から言ってる
投げっぱなしですか?
インフレで低所得層は厳しい
なら消費税廃止や賃金アップで低所得層を強くすればいい
それで国全体がインフレに乗れる
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