https://www.sankei.com/article/20250713-K6H7SJEOTVHDTIGTT27YFRTFSI/
2025/7/13 11:48 奥原 慎平
参院選(20日投開票)を巡って、「日本人ファースト」を掲げる参政党への妨害行為が各地で相次いでいる。12日に同党がJR亀有駅前(東京都葛飾区)で街頭活動を行った際、「ヘイト集団」「参政党 ナチス」のビラを掲げるアンチの人々が集結し、「排外主義反対」などと絶叫し続けた。それに対し、党スタッフや支援者らは言い返すことはせず、抑制的な対応に努めていた。
マスク姿でビラ掲げる
午後2時過ぎ、駅前の広場にマスクや帽子、サングラスを付けた約10人のアンチが集まっていた。比例代表に擁立した新人、重松貴美氏(36)が選挙カーで、自己紹介を始めると、男性2人が最前列で野太い声を張り上げる。
「デマ宣伝やめろ!」「人間にファーストもセカンドもないだろ!」
既に50人近い支援者が話を聞こうとしており、やや困り顔のスタッフは2人に対し「選挙妨害になりますよ」と伝えている。
一方、重松氏は「政治とカネ」が焦点になった昨年10月の衆院選を振り返り、「自民党、立憲民主党の公約の一丁目一番地が『国民生活を豊かにする』と全く関係なかった」と指摘し、参政が消費税減税と積極財政を掲げ続けていることを挙げ「唯一の国民目線だ」と述べ、参院選での支持を訴えた。
「差別」らしき言葉はないが、「差別をあおるな」などと罵声が飛ぶ。
穏やかに語り合いたい
続いて、東京選挙区(改選数6、補欠1)に出馬した新人さや氏(43)は「妨害する人に説明しようとすると、声が荒くなってしまう」と述べ、「本当は声なんか荒らげたくない。穏やかな気持ちで語り合いたい」と苦言を呈した。
アンチが良く飛ばす文句が「人間にファーストもセカンドもない」だった。
さや氏は「日本人ファースト」について、「訴えている政策は日本人だけのことではない。消費税廃止もすべての人にとって大事だ。日本に住んでいる外国の方も含めて生活が厳しい」と反論した。
それでも、アンチは約30メートル後方の一角から集団で罵声を浴びせているが、スタッフらが「妨害行為に冷静な対応をお願いします」と書かれたビラを示したためか、罵声に反応する支援者は確認されない。
外国人実習生の苦境訴え
一方、さや氏に先立って、登壇した経済評論家の三橋貴明氏は「アンチの皆さん、お疲れさまでーす」などと反応し、平成5年導入の外国人技能実習制度を巡る実習生の苦境を説明し出した。
「デフレが続き、企業は賃金を引き下げ、それでも人が足らず、外国の方々を日本に入れた。彼ら彼女らは日本人の7割の給料で奴隷的な労働を強いられた。転職もできない」と述べ、アンチの方角に向かい、こう強調した。
「この政策を経済界の要望で推進した自民党。差別、差別言うなら、自民党に言え。お前ら」
「日本人として恥ずかしい。外国人の方々を安く働かせて。その恩恵をわれわれが受けた」
その上で、「もうやめよう。日本で、きちんと日本人の所得が上がって、生産性が上がって、外国の方々に優しくできる、ちゃんとした日本を取り戻そう。これが参政党の言っている日本人ファーストだ」と述べ、経済政策全般を見直すことで外国人の就労環境の実態を改善する必要性を訴えた。
参政党が矛先を向けたのはアンチの妨害行為よりも、石破茂政権だった。
守るべきは消費税でなく国民
(中略)
東京選挙区には、吉良佳子(共産)、山本譲司(れいわ)、吉永藍(無所属)、土居賢真(無所属)、藤川広明(諸派)、西美友加(社民)、小坂英二(保守)、さや(参政)、峰島侑也(諸派)、武見敬三(自民)、奥村政佳(立民)、牛田茉友(国民)、酒井智浩(みんな)、福村康広(諸派)、桑島康文(諸派)、渋谷莉孔(諸派)、奥村祥大(国民)、吉田綾(諸派)、鈴木大地(自民)、塩村文夏(立民)、吉沢恵理(無所属)、市川たけしま(諸派)、川村雄大(公明)、音喜多駿(維新)、平野雨龍(無所属)、山尾志桜里(無所属)、千葉均(諸派)、増田昇(無所属)、辻健太郎(諸派)、早川幹夫(諸派)、石丸幸人(諸派)、高橋健司(無所属)の32氏が立候補している。
※全文はソースで。
引用元: ・参政党にも妨害行為相次ぐ「ヘイトだ」「デマだ」 党候補は「外国人含め、消費税廃止を」 [少考さん★]
これがまた参政党の支持を上げるという
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