学生の夏休みシーズン到来を目前に控え、休み中のわが子の不良行動などが気になる保護者もおられるのではないか。
7月は『青少年の被害・非行防止全国強調月間』。今年は協力団体25、協賛団体62の支援を受けながら、最重点課題を『インターネット利用におけるこどもの性被害等の防止』として取り組んでいくという。
「SNSで知り合った人との安易な性行為を通じ、望まない妊娠や性感染罹患を経験する若者の事例を多く見てきました。その場のノリであさはかな行動を取ることは絶対にやめ、自分を大切にしてください」
こう話すのは、今回の取材協力者・枡岡里紗子氏。助産師・産科看護師などとしての現場経験が豊富な医療ライターである。
「増加傾向が顕著な梅毒や淋病などの性感染症に注意するのはもちろん、不衛生な性行為が引き金となって起こり得る性感染症以外の病気にも気をつけてください。
身の回りの清潔に留意し、性行為の際にはピルを服用するなどしていても、性感染症・病気予防の意味でコンドームの使用を徹底しましょう」
今回取材に応じてくれたのは、ある20代の女性。女子高生だった頃、SNSを通じて知り合った男と「ひと夏の恋」に溺れた結果、ある病気になり、その後何度もその症状を繰り返した話を聞かせてくれた。
「この方が高校生当時にSNSで出会った男は、進路や人間関係で悩んでいた女性の心理につけ込み、相談に乗るふりをして近づいてきたといいます。
こうした手口で相手に会いに行って性被害に遭い、妊娠した10代の少女の事例は少なくないですが、さまざまな機関が警戒を促しても、似たような事例は後を絶ちません」
女性は男と連絡を取り合い、実際に会うようになっても、最初のうちは決して手を出さず「親身なお兄さん」のフリをした。年齢は23歳だと言っていたが、女性は「証拠はない」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8b30a00e8ffbbb08f3ae23130f8143ed197bbd4
引用元: ・「いつも車の中でされたから」18歳女子高生が溺れた「SNS発」の恋。夏に注意すべき「病を招く性行動」 [567637504]
「夏休みであることを利用して度々呼び出された女性は、自分のことを心配してくれるこの男にすっかりのめり込んで強い恋愛感情を持ち、性行為をするようになりました」
男は所持金が少ないのか、いつも親から借りてきた車の中で行為を求めてきたという。
「車内はホコリだらけで、シートもとても汚かったといいます。シャワーもなく手洗いもしない環境での行為は非常に苦痛だったと本人は振り返っていました」
女性はやがて陰部に痒みを覚え、「おりもの」や「臭い」の異状を認めるようにもなった。仕方なく産婦人科を受診すると、診断結果は「細菌性膣炎」だった。
細菌性膣炎とはどんな病気なのか。枡岡氏に聞く。
「膣内の細菌バランスが崩れ、悪玉菌が増殖することで発症します。原因となり得るのは、不衛生な性行為のほか、洗い過ぎ、夏に多い汗蒸れなどの不潔な環境全般。
症状は、灰白色等の水っぽいおりもの、魚の腐ったような臭い、軽度の痒みなどです。
抗生物質で治療するのが一般的ですが、自然に症状がなくなって放置する人もいます。ただ、繰り返すケースも少なくないので、症状があれば受診をお勧めします」
取材を受けた女性はこう述べた。
「いつも車の中でされたから病気になったと言ったら、ショッピングモールの多目的トイレでするように…。
それでも膣炎を何度も繰り返してしまい、担当の女性医師に相談しているうち、相手の男への気持ちが冷めました。あんなキモい奴とつき合った自分が許せません」
よって柏木
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