現在より3.6倍ほど増えるわけだ。米国が自ら財布の紐を絞めて問題を解決しなければならないのに、財政を放漫に運営しておいて、外国から税金を強奪して埋め合わせようとしているのだ。
まるで属国に横暴を働く帝国の皇帝のようだ。
関税賦課はもう一つの賭けだ。トランプ大統領は関税収入で財政赤字を挽回しようとしている。議会予算局は10年間の関税収入が2兆8千億ドルに達すると見通した。
現在より3.6倍ほど増えることになる。米国が財布の紐を絞めて問題を解決しなければならないのに、財政を放漫に運営しておいて、外国から税金を強奪して埋め合わせようとしているのだ。
関税賦課には根拠もなく基準もない。米国が貿易赤字だからその分を出せと叫んでいるだけだ 。
まるで属国に横暴を働く帝国の皇帝のようだ。他国の被害と世界経済の萎縮などまったく気にしない。このようなやり方で同盟に接するなら、米国にはもはや覇権国の資格がない。
覇権国は、世界経済と世界平和を維持する番人の役割を果たしてこそ、尊重される。恣意的に軍事介入し、日常的に国際ルールを無視するなら、それは「ならず者国家」にすぎない。
トランプ大統領は「パクス・アメリカーナ」時代の終焉を早める人物になるものとみられる。もちろん、世界最強国が一瞬にして崩れることはないだろう。
トランプ大統領時代を賢く耐え抜き、利害関係が近い国々と連帯して乗り越えていかなければならない。
中長期的には、覇権国の空白は新しい世界秩序が定着するまで、戦争をはじめとする途方もない混沌を伴ったという歴史的経験を教訓にし、これに備えなければならない。 何よりも経済的・外交的・軍事的な自強に力を入れなければならない。
パク・ヒョン|論説委員
https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/53704.html
引用元: ・【韓国コラム】覇権国から「恐喝国」に転落した米国
ある意味トランプはすごい
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