北九州市のJR門司港駅から車で約5分。ゆるやかな坂を少し上ると、錆びついた窓格子に、今にも崩れ落ちそうな電灯…。まるで廃墟のような建物が現れる。奥には、壁一面が植物に覆われた建物もある。築74年の「旧畑田団地」だ。
旧畑田団地は、福岡県住宅供給公社が事業計画し、1951年に竣工させた団地で、敷地内には、4階建て全24戸からなるA棟と、その背後にあるコンクリートブロック造り2階建て、全10戸のB棟が建っている。県内で3番目に古い団地だ。
完全な“空き家”と思いきや、A棟に足を踏み入れると、2階でカフェが営業していた。1年ほど前、オープンしたカフェ、「デイジーワールド」。
間取りは、最近は少なくなった6畳と8畳の2部屋に、コンパクトなキッチンがついた2K。40平方メートルの室内には、ナチュラルテイストの雑貨や照明が飾られている。廃墟のような外観からは、全く想像できない洒落た内装だ。
引用元: ・【福岡】築74年「廃墟」のような団地が満室 家賃1万円と自由なDIYが魅力 「空き家」から「夢を叶える場」へ
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