ニッポン放送の番組で、元モルガン銀行東京支店長の藤巻健史参院議員と意見交換した。政策変更について、藤巻さんは「滅茶苦茶だ」と論評する。
日銀が、国債を買い続ければ、目先の長期金利は押さえ込めるが、物価高は止まらないことを意味する。私の試算でも日銀が国債の3割から4割保有するのを適正としても、正常化には130年かかる計算だ。
日銀は、利上げも見送り、政策金利の水準を0・5%程度に据え置くことも決めた。10年金利1・4%に対して、消費者物価指数は前年同月比3・7%上昇しており、実質金利はマイナスだ。一時的な2万円の給付金で、物価高が解決できるわけがない。
最近、マスコミで国債の買い手がいないと報道されるようになった。利回りを日銀が低く押さえつけているし、国の財政は悪化し続け、経済成長のビジョンもない。世界の投資家が買いたいとは思わないのは、当然だろう。
買い手がいないから、長期債の発行を減らして、短期債の発行を増やすとも言われているが、藤巻さんは「とんでもない愚策だ。破綻前のギリシャが同じことをした。お金を借りる時は、なるべく長期で借りるものだ」と基本を説く。
藤巻さんも私も、今回の参院選のあとに、大衆迎合の政策のオンパレードで、日本は財政再建をする気がないと、国債の格付けが下がることをいちばん懸念している。
藤巻さんは「Xデーがいつ来るか。政治家が分かっていないのが辛いところだ。最大の野党はマーケットとなり、鉄槌を下すだろう。ハイパーインフレは、起きるか起きないでなく、いつ起きるのかというフェーズになっている」という。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7bc39cabb7ec2360e7d4fd3b4431f14e3831e02
【フジマキ・ジャパン代表取締役 藤巻健史】 円の暴落どころか紙くず化が始まってもおかしくない、1ドル200円どころか500円も通過点だ
https://talk.jp/boards/newsplus/1722738884
【経済】 伝説のトレーダー・藤巻健史氏が「1ドル=500円超え」と「ハイパーインフレ」を警告
https://talk.jp/boards/newsplus/1721613420
維新の藤巻健史参院議員、夏の参院選不出馬、政界を退く意向
https://www.sankei.com/article/20250509-2S2ACK3DRFPPPFJJCVHUCEN5TY/
引用元: ・【参院選のあとに破綻Xデーが来る、マーケットが鉄槌を下すだろう】元モルガン銀行東京支店長・維新の藤巻健史参院議員
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