この改正で期待されるのが、これまで問題視されてきたアスリートへの誹謗中傷や盗撮への対策強化だ。
2023年、刑法改正による「撮影罪」が施行されても、競技中のアスリートの撮影は規制の対象とならなかった。
刑事責任を問えないため、過去には民事裁判で争われることもあった。
2024年には女子プロレス団体が、選手の股間や臀部をズームした写真をSNSに投稿されたとして、観客を相手に裁判を起こした。
今年2月に100万円の支払いを命じる“勝訴的和解”で決着したが、問題が生じてから2年の月日を要したことから、団体側は「法の不備」を訴える。
スポーツ基本法の改正は、どこまでアスリート盗撮の問題に対応できるのか。
実際に選手の相談に応じてきた弁護士は「適切に立件していくことが求められていく」と指摘する。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎)
●1人の観客からにじみだした不穏
女子プロレス団体「ワールド女子プロレス・ディアナ」では、2023年ころから選手の股間や尻など性的な部位にズームした写真がSNS上に投稿されるようになった。
別の女子プロレス団体を「出禁」にされて、来場するようになった観客の男性が投稿者であろうと目星はついていたが、声をかけて注意することはためらわれた。
必ずしも撮影者と投稿者が同じという確証はなく、相手から名誉毀損を主張されるリスクもあったからだ。
団体には女子中学生も在籍している。
不適切な画像がSNSに投稿されていることを不健全と捉えた多くのファンから、団体にクレームが届くようになった。
これまで観客の良識に委ねていたが、観戦中の撮影・投稿ルールをつくらざるを得なくなった。
●指摘されても完全に画像は削除されなかった
問題の画像を投稿していたTwitter(現X)のアカウントに対して、団体側がDMで注意すると、法律違反ではないのに削除を強要されるいわれはないなどとして、いくつかの写真は消さなかった(のちにアカウントが凍結されて写真も消えた)。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/e6af79f77680d996527ed555df89331e330e2cc3
引用元: ・【SNS】『アスリート盗撮』の行方 スポーツ基本法改正の影響は…選手が苦しめられた「法の不備」埋まるのか
撮影や放送も禁止で
女芸人を心から笑って見れないのと同じ
同意のない性的興奮をさせることにも罰則設けろよ
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