「観光バスの乗車券がほしい」「お土産はどこで買えるか」「両替ができる場所を教えて」
6月中旬の昼前、鹿児島市のセンテラス天文館内にある市観光案内所は、外国人客でごった返していた。3人の職員が英語、韓国語、中国語で、さまざまな求めにてきぱきと対応していく。汗を拭う暇もないほどだ。同市のマリンポートかごしまに大型クルーズ船が寄港していたこともあって、午前中だけで200人超が利用した。
最も多いのが、交通手段に関する問い合わせ。行き先は桜島や仙巌園、城山が人気だ。クルーズ船の乗客は滞在時間が短いため、効率的に観光地を巡るバス「カゴシマシティービュー」を利用する人も多い。最近はインターネットで下調べをした上で、アンティーク店や浴衣レンタル、鳥刺しが食べられる店など個別具体的な内容が目立つ。焼酎や茶工場の見学、陶芸体験など“体験型観光”を求める声も少なくないという。
市観光案内所の星原さゆり主任は「『楽しかったよ、ありがとう』とわざわざ戻ってきてくれる人もいる。鹿児島を好きになってくれるお手伝いができればうれしい」と笑顔を見せる。
新型コロナ禍で休止していた鹿児島空港とソウルや香港、台北、上海を結ぶ国際定期便は2024年7月までに全て再開した。また県内へのクルーズ船の寄港も好調だ。25年の上半期(1~6月)は、統計を開始した07年以降で最多の108回。星原主任も「利用客数は、新型コロナ禍前に戻ったと実感している」と話す。
日本政策投資銀行などの外国人旅行者の意向調査(24年度)をみると、九州を訪問したい人の割合は訪日経験がない場合は4%にとどまり、東京や京都などとは大きな開きがある。一方、訪日2回以上になると、九州への関心も20%近くに広がる。リピーターが増すごとに、九州への旅行者も増加するのは確実とみられる。
ただ4紙のアンケートでは、外国人客増加による騒音やゴミのポイ捨てなど、マナー違反を懸念する声も多い。「旅行会社からあらかじめ日本でのマナーなどを説明していてもらえれば、気持ちよく交流できる」(出水市・69歳男性)などの声も寄せられている。
7/6(日) 16:00 南日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/db21ebd03602df35314f75788dc629ee5c491254
引用元: ・飛び交う英語、韓国語、中国語…訪日外国人200人超を職員3人でさばく鹿児島市観光案内所…「汗拭う暇もない」[7/6] [ばーど★]
AIは汗かかない
「どかーん」
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