【フジ検証】元編成部長Ｂ氏は「中居氏とはマージャン仲間だった」「突然の電話にも一目散に飛んでいく」密な関係性

　フジテレビは６日、人権、コンプライアンス問題に関する検証番組「検証　フジテレビ問題　～反省と再生・改革～」を放送し、元タレント・中居正広氏のトラブルに関わった元編成部長「Ｂ氏」について取り上げた。

　Ｂ氏は中居氏から被害を受けたとしている女性Ａに対し、入院先の病院に見舞金を届けたり、中居氏に弁護士を紹介するなど二次被害となり得る不適切な行動を取り、同局は４段階の降職と１か月の懲戒休職を下している。

　番組では、Ｂ氏と中居氏の関係について迫った。Ｂ氏を知る社員が声を変えてインタビューに応じ「（Ｂ氏の）自身の口から何度も聞いたことがあるのは、中居氏とはマージャン仲間だったと。そのなかで、中居氏から『今から来られないか』みたいな突然の電話があって、その電話の時には、基本的には外せない業務を除いては、プライベートもなげうって一目散に飛んでいく」と密な関係性を語った。２人は、Ｂ氏がまだ駆け出しのスタッフだった頃に出会ったという。

　証言した社員は「どのタレントさんと局員だったり、制作者が向き合う時も、初めて出会った時の関係性がずっと保たれていくのが慣例でして。中居氏と彼が出会った時の関係のまま、彼がどれだけ出世してもあまり変わらないんじゃないかなと思います」と話した。

　Ｂ氏がバラエティー部門で出世した背景についても検証。上記とは別の社員が声を変えて証言し「特定の力の強いタレントさんと距離が近く、力の強いタレントさんの大型特番を作り、ヒットさせていることが、実際に社員として評価されているという実情はあったと思います」と想像した。

　２０２３年４月に、Ｂ氏は中居氏の新番組を立ち上げ、番組改編の大きな目玉となった。そして同年６月にテレビ局の中枢である編成部長に抜てきされた。この時期に、Ａさんの人権が侵害される事案が起きていた。