今の20~30代は、「あなたは、あなたらしく」と言われて育ってきた世代だ。2003年にリリースされ、大ヒットした『世界に一つだけの花』は、まさにその価値観を象徴する一曲だろう。
“自分が自分らしくいられる結婚相手”など、本来は存在しえない幻想なのだが、いくらでも出会えるので、それを追い求めて出会いを繰り返していく。そして、結局決められない“婚活迷子”に陥っている。
さらに、経済的な不安定さも、若者たちの結婚にブレーキをかけている要因だろう。
深刻な人手不足に直面しているにもかかわらず、多くの企業が“安くて使い勝手のいい”非正規雇用の労働力に依存している。その結果、非正規雇用者は、将来の生活設計が立てにくく、“婚活して結婚する”という舞台には上がってこない。
こうした要因を1つひとつ見ていくと、婚姻率や出生率の低下には、もはや歯止めがきかないのではないかという、暗い気持ちにとらわれるのだけれども、そんな時代のなかでも、「結婚したい」と願う人たちは、確かに存在している。
「結婚って、気持ちがあれば、いつでもできるものだと思っていました」
そう話したのは、なおこ(39歳、仮名)だ。広告制作会社に勤める彼女は、ショートボブにパンツスタイルが似合う、洗練された雰囲気の女性だった。
「30歳のときに、当時付き合っていた人にプロポーズされかけたんです。でも、そこに飛び込めなかった。結局、あいまいに返事を濁していたら、関係もだんだんと薄くなっていって、彼は別の女性と付き合うようになりました」
彼氏と別れてから今の広告代理店に転職し、独身のまま仕事に駆け抜けた。ただ、40歳という年齢が見えたときに、彼女の心に変化が訪れた。
「5つ下の妹が第1子を出産したんです。妹の子を抱っこした瞬間、“私は自分の子を抱くことなく、年をとっていくのかな“って、ふと考えてしまって……」
妹は32歳で結婚し、34歳での出産。メーカーに勤めていて、産休後から育休に入るという。全然違う人生を歩んでいるように思えた。
「赤ちゃんを抱いて、おっぱいをあげている妹の顔が、すごく幸せそうで。満たされた母の顔をしていたんです。仕事が楽しいから没頭していたけれど、結婚する幸せ、母になる幸せも最後のチャンスにトライしてみようと思ったんです」
こうして、なおこの婚活はスタートした。
「これからの人生は、自分のためだけに生きるのではなく、自分を大切にしながらも、パートナーと支え合い、分かち合う時間を重ねていくのも、人生の選択だなって。そして、もしも子どもを授かったら、家族の時間も大切にしていきたい。そのほうが1人で生きていくよりも、豊かな時間が過ごせると思っています」
“結婚をし、家族を持つ”というのは、誰かのために時間を使い、一緒に喜んだり困難を乗り越えたりする日々を積み重ねていくことだ。
詳しくはこちら(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4a7d5f7a0833af665b75ca7875c65bbd235d957
引用元: ・【結婚】「結婚はしない」が「結婚したい」に変わる30代女子のリアル 「10年後、20年後も1人」「このまま年をとっていく」焦りと不安のなかで
39じゃ出産はもう無理だよ
寂しくなった女たちでシェアハウスとか絶対増えるから大丈夫
問題は男だよ
日本語は正しく使いましょう
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