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スタートアップ業界の性被害の撲滅などを目指して活動している「スタートアップユニオン」の松阪美穂代表は、セクハラや性暴力に遭い、起業を諦めた経験がある。昨年10月の団体設立後、女性起業家から多くの被害経験や、被害を申告したことで不当な扱いを受けたと訴える相談が相次ぐ。なぜハラスメントがまん延するのか、業界の問題点や法制度の不備について聞いた。(竹谷直子)
◆信頼している人からの性暴力…「絶望も絶望」
──起業を諦めた経緯は。
カウンセリングなどの事業展開を目指して、2019年から起業に向けて動き始めた。投資を募る中で、男性投資家から、「100万円出すから、愛人になって」と言われた。
断ると連絡が取れなくなり、関係者とのつながりも途絶えた。「事業計画を見てあげるよ」と言われて、会いに行ったら、無理やりキスをされた。ベンチャー支援100社以上の実績のある経営者であり投資家の男性だった。
被害が日常的にあった。加害者らからは、誹謗(ひぼう)中傷され、いじめのような状態になり、被害で体調も崩した。身を引いた方が安全だと思った。
──再チャレンジ後も、被害に遭ったと聞いた。
まだ起業をしたい気持ちが残っていて、2021年に「もう一度頑張ろう」と活動を再開した。
ベンチャーキャピタル(VC)や投資家からセクハラを受けたので、日本政策金融公庫からの資金調達を目指した。融資を受けるためのコンサルタントのようなものがあり、相談しながら進めることで、融資金額が増えたり、審査に通りやすくなったりする。
業界でのつながりがほとんどなくなっていたときに、知り合いだった経営者に相談できた。やっとつながった人間関係で大切にしたいと思っていた中、その人からレイプ被害に遭った。つらすぎて、その後の記憶はあまりない。絶望も絶望。言葉にならなかった。
◆加害がまん延する業界の空気
──スタートアップユニオン設立の経緯は。
団体を設立すると、いろんな人を敵に回すと思い、怖かった。でも、この業界では、この問題から逃げられないと思った。(被害経験が)すごくつらくて、同じ思いをほかの人にしてほしくないと思った。また起業をしたいし、被害者として生きたいわけではない。業界の構造にメスを入れ、変えたいと思った。
──加害がなぜ業界でまん延しているのか。業界の空気感は。
VC主催の交流会や起業家の集まりは、…(以下有料版で,残り 829文字)
東京新聞 2025年7月3日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/416999
引用元: ・性加害はびこるスタートアップ業界…男性はグルになって知らんぷり 被害にあい、改善へ動く女性が語る実態 [蚤の市★]
訴えてやる!!
加害って何よ
男子だけでグループつくるのは当たり前だからどのみちこんなポーズとか運動無意味な気が
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