中村児太郎、6月に妻への暴力行為など報じられ謝罪コメント「私の認識と食い違うところがありますが…」歌舞伎座7月公演を休演

　松竹は２日、東京・歌舞伎座の７月公演に出演する予定だった歌舞伎俳優の中村児太郎（３１）の休演を発表した。児太郎をめぐっては６月に一部報道で家庭内トラブルが報じられており、児太郎も同日、所属事務所を通じて謝罪コメントを発表した。

　児太郎は中村福助（６４）の長男で若手の女形として活躍中。学生時代はラグビー部に所属し、ラグビーや野球などのスポーツ好きでも知られている。２０１３年に父・福助の七代目中村歌右衛門襲名と共に児太郎の十代目中村福助襲名も発表されたが、福助の病気で延期となり現在に至っている。

　６月１８日配信の「デイリー新潮」は「歌舞伎界のサラブレッドの凄絶ＤＶが発覚」と題してトラブルを報道。児太郎が妻に暴力をふるっていたことや、結婚を公にしていなかったことなどを報じた。当時、児太郎は歌舞伎座で八代目尾上菊五郎の襲名公演に出演中だった。

　児太郎は「ファンの皆様、関係者の皆様へ」と題した文書で「この度は私事に関する一部の週刊誌の報道により、皆様に多大なご心配とご迷惑をお掛けしておりますことを心からお詫び申し上げます」と謝罪。「記事の内容につきましては、私の認識と食い違うところが多々ありますが、これらの点を追及することより、互いの関係の収束に向けた真剣な話し合いを速やかに完結することが大事であると考えています」と説明した。

　児太郎は「このような状態にある中で歌舞伎の舞台に立つことは歌舞伎に関係する方々のみならず、楽しく歌舞伎を鑑賞されるお客様の皆様に対してもご迷惑をお掛けすることになりますので、七月の大歌舞伎で舞台に立つのは適切ではないと判断いたしました」としている。

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