東急歌舞伎町タワーだ。歌舞伎町ゲートをくぐり、新宿東宝ビルつきあたりを左に抜けていった先にある大型複合施設。2023年4月に開業し、地上48階地下5階建て高さ約225mと、その規模から新宿を代表する施設になると多くの人が期待を寄せてきた。実際、開業1ヵ月目にして来場者数は100万人を突破する大盛況ぶりを見せた。
私も開業から今まで何度か足を運んでいたが、最近は訪れていなかったので久しぶりに行ってみたら、驚いた。「ガラガラ」なのだ。
いったい、歌舞伎町タワーで何が起こっているのか。現地を歩きながらレポートする。
私が訪れたのは、平日の午後。歌舞伎町はインバウンド観光客にも人気の街で、平日でも多くの人が街を闊歩している。もはや外国人しか見えないぐらいだ。特に、歌舞伎町の入り口に鎮座するドン・キホーテは、もう外国かと思うほど。
しかし、いざ歌舞伎町タワーに入ってみると……なんとも寂しい。
建物に入るためには、入り口中央にある細長いエスカレーターで2階まで上がる必要がある。エントランスはそこにあるのだ。
エスカレーター前の広場には多くの人がたむろしているので、ビルの前だけ見ると中も賑わっているように錯覚してしまう。
実際はどうか。エントランスを抜けて入り口へはいると、人がほぼ見当たらない。
入ってすぐ目の前には「新宿カブキhall」というフードコートがある。
いわゆる「ネオ横丁」系のフードコートで、沖縄から北海道、韓国までの料理店が有象無象にひしめく。時間帯が夕方前だったからだろうが、店にはほぼ誰もいない。ちらほら、外国人観光客と思しき人がこの場所を背景に写真などを撮っている。
3階には、夕方であっても人が入るようなカプセルトイショップやゲームセンター、「一番くじショップ」、トレーディングカードの対戦場などがある。日本のゲームやホビーカルチャーを見せよう、という心意気が感じられる。しかし、やはり人はあまりいない。逆に、歌舞伎町の喧騒からポツンと独立しているから、静かでいいのかもしれない。
フロアの頭上には「東京」などと書かれたネオンサインがチラホラ見える。映画『ブレードランナー』的な世界観で「ネオトーキョー」を演出しようとしているのかもしれない。ただ、残念なことは『ブレードランナー』の風景のモチーフの一つは歌舞伎町だということだ。一歩外に出れば、その歌舞伎町の風景が広がっている。リアルがすぐそこにあるのだ。であれば、その雰囲気を味わうのに、わざわざここにいく必要もない気がする。
引用元: ・【2023年開業】「歌舞伎町タワー」が廃墟化…新宿・歌舞伎町なのにガラガラ
これのせいだな
今日本に来てるのは貧乏人ばかり
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