原告の元力士、琴貫鐡の柳原大将さんは、相撲部屋には厳しい稽古を装った私的な制裁「かわいがり」が横行し、「兄弟子から口の中に塩や砂を詰め込まれ、倒れた体を蹴られる暴力をうけた」などとうったえ、そのような行為を親方が止めなかったと主張していた。
地裁判決は元力士の訴えを認めなかったが、なぜこうした判断に至ったのか。スポーツ法務に詳しい岩熊豊和弁護士が判決文をもとに解説するとともに、”密室”になりやすいスポーツ現場の証拠確保のポイントについて説明する。
●元力士「塩や砂を口に詰められた」、佐渡ケ嶽親方側「暴力行為一切ない」
——原告側はどのような暴力行為があったと主張し、被告側はどんな反論をしましたか
本件は相撲部屋における暴力行為(いわゆる「かわいがり」)を巡る訴訟です。原告は、2013年3月頃および2016年1月頃の2つの時期にわたり、兄弟子や親方から暴行・私的制裁を受けたと主張しました。
具体的には、2013年3月頃、朝稽古への遅刻を理由に、長時間のぶつかり稽古を強いられ、塩や砂を口に詰められ、倒れた体を蹴られ、さらに竹ぼうきの柄を両手の甲に置かれたうえで兄弟子が足を乗せるなどの行為があったと主張しました。
また、2016年1月頃には、稽古中の不出来を理由に部屋付き親方から「かわいがり」の指示があり、倒れた原告に対して、髷を掴んで引き起こしたり、顔に水を吹きかけたり、腹に乗る、土俵の外へ蹴り出すなどの行為があったと主張しました。
弁護士ドットコムニュース
2025年07月02日 10時38分
https://www.bengo4.com/c_18/n_19038/
引用元: ・【大相撲】「塩や砂を口に詰められ…」元力士が"かわいがり"訴えも、裁判所は認定せず [おっさん友の会★]
被害者が医師の診断書を証拠に出して勝ってたしなあ。
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