6/29(日) 7:25 マグミクス
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3人が選んだ道は?
「早く人間になりたい!」の名ゼリフで多くの人に愛され続ける『妖怪人間ベム』。1968年にフジテレビ系で放送開始され、最高視聴率20%を超えるヒットを記録した名作アニメです。ホラータッチの独特な世界観の中で、異形ゆえに人々に恐れられながらも正義のために戦い続ける3人の妖怪人間の物語に、当時の子供たちは心を奪われました。
ところで、口癖のように「早く人間になりたい」と願い続けたベム、ベラ、ベロの3人は、最終的に人間になることができたのでしょうか。実は最終回では、ファンにとって衝撃的な展開が待ち受けていたのです。
最終回となった第23話「亡者の洞穴」では、人間の魂を食べる女妖怪の姉妹が登場します。街で人々を次々とさらい、その魂を喰らって長生きしている恐ろしい敵でした。事件を追っていたベロが姉妹に捕らえられ、牢獄で魂を抜かれた大勢の亡者たちを目撃するという、まさにホラー要素満載の展開です。
そしてここで、物語の根幹を揺るがす重大な事実が明かされます。ベロを救出したベムとベラは、女妖怪姉妹の行いを見て「自分たちが人間になる方法」に気付いてしまうのです。
肉体と魂を分離させられるなら、自分たちの魂を人間の身体に移せばいい。ベラは思わず「これで私たちも本当の人間になれるんだね。人間ににされることはなくなるんだね」と口にします。
これは視聴者にとっては衝撃的です。なぜなら、念願の人間になるためには、無実の人間を犠牲にしなければならないためです。
しかし、ベムたちは最終的に別の道を選びます。女妖怪との戦いの中で、ベムは重要なことに気付くのです。
「人間の世界には、人間には分からない敵がいる。妖怪人間でなければ見分けられない敵がいる」
これまで数々の超常的な敵と戦ってきた経験から、自分たちにしかできない使命があることを悟ったベムたち。正義を貫き、妖怪人間として戦い続けることを選択したのです。
ところが物語はここで終わりません。妖怪騒ぎの根本を断つため、通報を受けた警察署長が3人のいる屋敷に火を放ってしまうのです。炎に包まれる屋敷の中で、ベムたちは身を寄せ合うように抱き合います。
焼け跡からは3人の衣服が発見されましたが、遺体は見つかりませんでした。そして印象的なナレーションが流れます。
「妖怪人間、ベム、ベラ、ベロ、3人の姿は消えた。3人は死んでしまったのだろうか。いや、彼ら正義の魂が死ぬはずはない。きっとどこかで生きているはずである」
結局、3人は人間になれたのか。劇中で描かれている限りでは、肉体的には妖怪人間のままでした。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
引用元: ・【テレビ】アニメ『妖怪人間ベム』「早く人間になりた~い」←結局なれたの? 意外と知らない「衝撃の最終回」 [湛然★]
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