イギリス屈指の名門大学の博士課程で学ぶ中国人留学生、鄒鎮豪(すう・ちんごう、28)が6月19日、イギリスと中国で計10人の女性を酒や薬物で酩酊させレイプした罪などで終身刑を言い渡された。ロンドン警視庁には24人の被害者が名乗りを上げており、押収したビデオや出会い系サイトの通信記録などから、鄒は60人以上の女性を標的にしていたとみられる。彼は自ら「1年間で100人の女と寝た」などと自慢していたほどだ。鄒は中国広東省の大企業役員で中国共産党の幹部でもある父親から多額の仕送りを受け、家賃月4000ポンド(約78万円)の高級マンション39階の部屋に女性を連れ込んでわいせつな行為を繰り返しており、ロンドン警視庁は彼を「これまでの性加害者のなかでも最も凶悪な1人」とみなしている。
【相馬勝/ジャーナリスト】
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当局は容疑を固めた結果、24年1月、最初に名乗り出た中国人女性を含む10人をレイプした容疑などで鄒を逮捕。映像にはロンドンでの犯行のほか、中国での犯行場面も記録されており、中国公安省(日本の警察庁に相当)の支援を受けて、鄒の逮捕にこぎつけたという。
鄒はロンドンの裁判所で、2019年から23年までの約4年間で、ロンドンで3人の女性、中国で7人の女性に対する11件(同じ女性が2件)のレイプをした罪に加え、性犯罪目的で工業用溶剤であるブタンジオールを所持した罪3件と、過激な性的画像を所持した罪10件、不法監禁1件、のぞき3件の容疑でそれぞれ訴追された。
事件を担当したロンドン警視庁のケビン・サウスワース警視長は「彼がほかにも50人にもおよぶ女性をはずかしめたことを示唆する証拠がある」と語っている。
党幹部の道
では、鄒鎮豪とはどのような人物なのか。鄒は中国南部の広東省東莞(とうがん)市生まれ。東莞市には広東省初の模範的な産業移転工業団地である広さ50平方キロメートルにも及ぶ「東莞松山湖ハイテク産業開発区」がある。鄒の父親は同開発区の国家ハイテク企業幹部で中国共産党の幹部でもあるエリートだ。母親は教師。長男の鄒は幼いころから勉学優秀で、学生の間でリーダー的な存在だった。
鄒は広東省の名門である「広東理工大学」の国際クラスに入学し、将来は父親と同じように、党幹部の道を歩むべく期待されていた。
同大の国際クラスは2年間在籍したあと、海外の大学に2年間留学すれば卒業できるシステムがある。17年9月、20歳の鄒はイギリス北アイルランドのベルファストにあるクイーンズ大学で機械工学の学位を取得している。19年9月からはロンドンのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの修士課程で学び、同課程を修了。21年9月から同大の博士課程に進んでいる。
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中国の場合、大企業のトップや中国共産党の国家レベルの幹部ならば、子弟を海外留学に送り出せるほどの金銭的な余裕はある。ほとんどの留学生は真面目に勉学に励んでいるが、鄒の場合、国内でも女性関係が派手で、その性向が英国に出て、歯止めがかからなくなったといえる。加えて、父親が不動産を多数所有するなど非常に裕福で、また、博士号さえ取得すれば、帰国しても、親のコネで就職は心配ないという事情から、留学先の英国で、放蕩生活が可能になったと考えられる。
全文はソースで
デイリー新潮編集部
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07010605/?all=1
引用元: ・「中国共産党」幹部の息子が、ロンドン留学中に「婦女暴行10名」で終身刑に 親のスネかじり月78万円のマンションで違法薬物も [7/1] [昆虫図鑑★]
後半の情報が頭に入ってこない
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